【最初の読者から】 林芙美子文学賞を受賞した大原鉄平さんのデビュー作『八月のセノーテ』。本作に秘められた「家」というテーマを英米文学研究者・柳楽馨さんが読み解く。(書評) 柳楽馨さんは大原鉄平さんのデビュー作『八月のセノーテ』を、自分の居場所について不安に思ったことのあるすべての人のための小説、と語る。 本作ではタワマンという「家」を舞台に、とある親子を描いている。家とは当たり前にあるものなのか、その土台は確かなのか、安住と永住は結びつくのか。 とある親子と「家」を通して、大原鉄平さんが訴えようとしたことは一体何なのか。皆様にも共に考えてほしい。 柳楽馨大原鉄平八月のセノーテタワマン林芙美子文学賞朝日新聞出版の本書籍紹介 7/10
「僕は今、光はいらない!」 第172回芥川賞受賞 鈴木結生が語った喜びの言葉 第172回芥川賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の新喜楽で開かれ、鈴木結生(ゆうい)さん(23)の「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋季号)と安東ホセさん(30)の「DTOPIA(デートピア)」(文藝秋季号)に決まった。 鈴木結生芥川賞ゲーテ林芙美子文学賞 1/15