IT起業家・投資家として活躍していた小野裕史さんは、2022年秋、48歳の時、手にした地位と財産とモノを捨て去った。そしてインドで得度して仏門をくぐり、小野龍光と名乗る「何も持たない」身になった。SNSのフォロワーが何人だとか動画の再生回数がいくらだとか、目先の数字を追い求めがちなご時世。われわれネットメディアもまったく例外ではない。数字や成功を追い求めていた過去を「前世」と表現する小野さんの目には、われわれメディアや、数字に“取りつかれた”人々はどんな風に映っているのか。
IT企業の年商100億円を捨てた「出家CEO」にあえて聞いた 「ネットメディアのPV競争をどう思いますか?」
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