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「今週の名言奇言」に関する記事一覧

ヒッキーヒッキーシェイク
ヒッキーヒッキーシェイク 津原泰水『ヒッキーヒッキーシェイク』。単行本の発行元は幻冬舎。それが早川書房の文庫に入った背景には、幻冬舎で進んでいた文庫化の話が突然中止になったという事情がある。津原氏が幻冬舎から出た百田尚樹『日本国紀』への批判をくり返したためではないかとの疑惑が持ち上がり、さらには幻冬舎の社長がツイッター上でこの本の実売部数を明かすという暴挙に出たため、ネットは騒然。幻冬舎への批判が集まった。
日本はいま、「質問できない国」に陥っている。
日本はいま、「質問できない国」に陥っている。 安倍晋三首相といい菅義偉官房長官といい、国会答弁や記者会見をないがしろにしているのではないか。そう感じる人は少なくないはずである。南彰『報道事変』の副題は「なぜこの国では自由に質問できなくなったか」。朝日新聞記者で新聞労連の中央執行委員長も務める著者が、官邸による質問制限問題などから権力の横暴と現場の困難を考察した本である。
源氏物語4 A・ウェイリー版
源氏物語4 A・ウェイリー版 『源氏物語 A・ウェイリー版』全4巻の日本語版(毬矢まりえ・森山恵訳)が完結した。ウェイリー版『源氏物語』とはイギリスのアーサー・ウェイリー(1889~1966)が英訳したレディ・ムラサキ著『ザ・テイル・オブ・ゲンジ』のこと。1925年に第1巻(全6巻の完結は33年)が刊行されるとたちまち世界中で旋風を巻き起こした。本書はそれを日本語に再翻訳したもの。2017年12月に第1巻が発売されて、やはり話題沸騰になった。

この人と一緒に考える

未和 NHK記者はなぜ過労死したのか
未和 NHK記者はなぜ過労死したのか NHKの記者だった佐戸未和さん(31歳)が死亡したのは2013年7月24日ごろ。6年前の参院選が終了した3日後だった。しかし、電通の高橋まつりさんの過労自殺に比べると、この件について記憶している人は少ない。いったいなぜだったのか。尾崎孝史『未和 NHK記者はなぜ過労死したのか』はこの事件の謎に迫った驚愕のノンフィクションだ。

特集special feature

    1979年の奇跡
    1979年の奇跡 いまから40年前の1979年、あなたは何をしていただろうか。50歳以上の方なら何か記憶があるはずだ。南信長『1979年の奇跡』は文字通りこの年にスポットを当てた本。なぜ79年が奇跡の年だったかといえば、なにしろ『機動戦士ガンダム』第1作の放送が開始され、大友克洋の初の単行本が刊行され、インベーダーゲームが大流行し、宮崎駿監督の劇場第1作『ルパン三世 カリオストロの城』が公開され、村上春樹がデビューし、YMOのセカンドアルバムが爆発的な人気を博した年だったのだから、と。
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