今年デビュー40年を迎える俳優の豊川悦司さんが、池波正太郎の代表作を映画化した「仕掛人・藤枝梅安」の主人公を演じます。出演にあたり作品を読み返したという豊川さんが、池波ワールドの魅力を語ってくれました。ほかにも、“不良老人”の先人が生き方を指南、テレサ・テンの素顔に迫る、少子化対策の裏に消費税アップの野望、高金利の外貨預金活用法など、多彩なラインナップでお届けします。

数々の映画やテレビドラマで名演を披露してきた豊川悦司さんは「全作品が転機になった」といいます。そんな豊川さんが今年出演する映画は、1月25日に生誕100年を迎える池波正太郎の『仕掛人・藤枝梅安』が原作。『鬼平犯科帳』『剣客商売』と並ぶ三大時代小説のひとつで、ふだんは鍼医者として人を救い、裏では殺しの依頼を受ける冷徹な人物を演じます。原作を読み返した豊川さんは「梅安の体温みたいなものを感じてもらえたら」という思いで演じたそうです。渋くてかっこいい豊川さんのカラーグラビアもお楽しみに。

その他の注目コンテンツは

・人生後半戦はちょい不良(ワル)でいこう
相続、墓じまい、生前贈与……最近の世の中は死後の準備ばかりさせられるようで、不自由さを感じるシニアも少なくないようです。人生の後半戦を縛りつけるものを笑い飛ばし、自由自在に生きる。程よくお洒落に”グレて”好きなことをする。「自分もトシをとったらああいう老人になりたい」と言わせようじゃないか。嵐山光三郎さん、田原総一朗さん、加藤登紀子さんに、ちょい不良で生きる秘訣を聞きました。

・テレサ・テン生誕70年「私の膝で泣いた歌姫」
「つぐない」や「愛人」などのヒットで一躍スターダムに上り詰めたテレサ・テン。42歳で急逝したアジアの歌姫は、生きていたら1月29日に生誕70年を迎えます。デビューと挫折、そして復活……。「日本の父」と称される舟木稔さんや、ゆかりの人々に、今も愛され続ける彼女の素顔を語ってくれました。

・「異次元の少子化対策」は消費税20%へのデスロード
岸田文雄首相がぶち上げた「異次元の少子化対策」の突拍子のなさに、国民どころか自民党内部にも衝撃が広がっています。官僚の“操り人形”とも揶揄される岸田首相の真の狙いは、財務省が企む消費税増税の野望を実現することなのか。そしてその先には、消費税20%の悪夢が──!? 菅義偉前首相とのバトルも勃発し、小池百合子・東京都知事とも「最後の勝負」を仕掛けてくるのか。舞台の裏側を徹底取材しました。

・“ポスト円安”の外貨預金
2022年は1ドル150円台まで下落した為替相場。日米の金利差を反映した影響を受けたものですが、海の向こうでは預金金利も跳ね上がっています。日本のネット銀行でも1年物で年利4%の外貨預金も登場しました。ただし為替リスクには要注意。足元は1ドル130円を割り込むなど昨年よりも円高基調になっています。高金利ばかりに惹かれると元本割れのリスクも。注意点も詳しくまとめました。

週刊朝日2023年2月3日号
発売日:2023年1月24日(火曜日)
特別定価:440円(本体400円+税10%)