書評『イスラムが効く!』内藤正典、中田 考著 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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《話題の新刊 (週刊朝日)》

イスラムが効く! 内藤正典、中田 考著

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村上玄一書評#話題の新刊

イスラムが効く!

内藤正典,中田考

978-4909394187
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 世界人口の4人に1人はイスラム教徒である。3分の1になるのは時間の問題。いま日本人に必要なものは、ムスリム(イスラム教信者)の「哲学」ではないのかと説く。

 本書はイスラム学者の2人が、日本人向けにムスリムの考え方、ものの感じ方について、ビジネス、男女のこと、貧困問題、心の病、高齢社会、世界平和などのテーマ別に分かりやすく解説した対談と、エッセイで構成される。

 不運も失敗も、貧困も病気も、すべてアッラー(神)から与えられたもの。くよくよしても無駄。金や才能は、あればあるほど試練も増す。国に頼らず、家族の絆を大切にし、悪いことをしたら翌日には善いことをする。国と国の間に壁を作る西洋的発想からの脱却が必要と語る。日本人にはないイスラム的思考や知恵が満載で、学ぶことは多い。(村上玄一)

週刊朝日  2019年4月5日号


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