夢の「戦国時代ビッグ4」座談会を末裔たちが開催! 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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夢の「戦国時代ビッグ4」座談会を末裔たちが開催!

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週刊朝日#歴史

司会渡辺真理さんアナウンサー 1967年、横浜市生まれ。国際基督教大学卒業後、TBSに入社。1998年にフリーとなる。NHK「BS歴史館」で司会を務める。(撮影/岡田晃奈)

司会
渡辺真理さん

アナウンサー 1967年、横浜市生まれ。国際基督教大学卒業後、TBSに入社。1998年にフリーとなる。NHK「BS歴史館」で司会を務める。(撮影/岡田晃奈)

コーディネーター小和田哲男氏静岡大学名誉教授 1944年、静岡市生まれ。研究分野は日本中世史、特に戦国時代史。日本城郭協会理事長。著書に『黒田如水』(ミネルヴァ書房、2012)など。(撮影/岡田晃奈)

コーディネーター
小和田哲男氏

静岡大学名誉教授 1944年、静岡市生まれ。研究分野は日本中世史、特に戦国時代史。日本城郭協会理事長。著書に『黒田如水』(ミネルヴァ書房、2012)など。(撮影/岡田晃奈)

 11月6日、徳川、武田、長宗我部、真田家と戦国時代を代表する武将たちの末裔(まつえい)が集まった。同席したのは、司会の渡辺真理アナウンサー、コーディネーターの小和田哲男・静岡大名誉教授。世が世なら考えられない夢の顔合わせである「戦国ビッグ4座談会」(主催・週刊朝日、分冊百科編集部)に聴衆も興奮、さまざまな質問が飛んだ。

渡辺:「これは聞きたい」とおっしゃる方いらっしゃいましたら。

聴衆:甲府市の出身です。信玄公が三方ケ原で家康公をやっつけたのに、あそこで亡くなってしまい、涙が止まらないぐらい残念です。信玄公がお亡くなりにならなかったら。

武田邦信氏(同武田):(徳川氏は)いらっしゃらないでしょうね(会場笑)。信玄公が本当に徳川家をつぶすつもりなら、浜松城はなかったと思います。あのときは京に上るのが大前提で、まず徳川を殲滅(せんめつ)ではなく戦えないぐらいの戦力にする。織田との戦が待ってますので、できるだけ兵を失いたくないですから。あと甲斐を出るとき、信玄公は自分の体が、これ以上待つと持たないと自覚されていたと思うんですね。三方ケ原で戦って、京に上る途中で体力がなくなり、1カ月滞在して亡くなってしまう。あのとき残念でしたね(笑)、山梨からすると残念だった。

徳川恒孝氏(同徳川):徳川家に今も旧旗本の会がありまして、系列は三河譜代が3分の1、今川家と武田家からが3分の1ずつぐらいです。武田家のいいところは全部こっちに吸収しようとしていました。

武田:武田は滅びますが、その後天領となります。他の大名が入ってきたり、他の大名が統治してどこかに行ったら、家臣もみんな出ていきます。天領のため、そのまま残っている旧家臣の家がたくさんあります。全部徳川様の統治の仕方というか、金が欲しいということがおありだったのでしょうけれども(会場笑)。本当に感謝しております。

渡辺:最後に一言ずつお声を頂戴できればと思います。

真田徹氏(同真田):戦国武将ブームといわれています。来年、再来年は大坂冬の陣、夏の陣から400年です。各地でイベントがあるでしょうけど、皆さんもご参加ください。若者がどんなことを考えているかよく見てください。今の人たちは言われたことをすぐに真に受けるということがあります。何か裏があるんじゃないかと考えるのが歴史じゃないかなと私は思います。

長宗我部友親氏(同長宗我部):土佐半国でも残っていたら、一丸となって島津、毛利と明治維新を迎える戦いをしたでしょう。おそらく坂本龍馬や中岡慎太郎が犠牲になることはなかったし、武市半平太も腹を切ることもなかった。違った新しい時代ができたのではないかと、徳川さん、すみません(笑)。夢の中ではそのように考えることはございます。

武田:信玄公の統治や戦の仕方と、今の世の中は変わっていないですね。領国経営は政治の統治であり、ビジネスは戦です。やっぱりその場その場の領民をいかにするべきかを一に考えた、信玄公のような政治家が出てくることを期待しております。

徳川:江戸時代の話ですが、生活の隅々まであらゆるものをリサイクルし、あれだけの人数が、あれだけの文化水準を持ちながら当時の技術で日本で産出できるものだけでやってきた。最近、世界自然保護基金(WWF)に入って思うのが、エネルギーはほとんどゼロ消費で、一つのいい社会ができていたということを皆にもう一度考えていただきたいと思います。

小和田:今回この企画を聞いたときに、この4家が集まる機会はないなあと思い、同時に心配したのが武田、長宗我部、真田、いずれも徳川に負けているんですね。なんか険悪な雰囲気が生まれると嫌だなあという思いがあったのですが(笑)、今日は和気あいあいと先祖のことを話していただきました。

週刊朝日 2013年11月22日号


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