なお、自身が出資した額はトータル2000万円ほどで、出資仲間から手数料を取ったり、商売にしていたといった疑惑は否定した。さまざまな協力者の援助を得て、現在の債務は1億5000万円まで圧縮されたという。

 報道陣からの質疑後は、約3年前にパワハラ騒動で世間を騒がせた相方の木下が登場。2人で改めてそれぞれの不祥事を謝罪すると、今後は木本も芸能活動を再開し、コンビとして2人で活動していくこと、それに伴い公式サイトをオープンしたこと、2月5日に大阪でトークライブを開催することなどと発表した。

 会見はトータル1時間半近くにも及んだが、民放テレビ局の情報番組スタッフはこう振り返る。

「木本さんは古巣の松竹芸能を辞めており、サポートするスタッフも少なく、会見前は準備や仕切りも含めて『大丈夫なのか』と不安視する声もありました。でも、終わってみれば大成功だったのではないでしょうか。会見で木本さんはトラブルの経緯を細かく、丁寧に説明していましたし、報道陣からの質疑にもきちんと対応していました。後半では相方の木下さんも登場し、2人とも厳しい状況の中ではあるものの、コンビで頑張っていくという意思も感じられました」

 実際、会見の最後には報道陣から拍手も起こるなど、現場の空気としては比較的好意的な雰囲気だったようだ。

 だが一方で、SNS上では「緊張感が感じられない」「本当に反省しているのか」など厳しい意見も散見される。

 芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。

「相方の木下さんと一緒に会見をするのであれば、改めて別の機会を設けた方が良かったのではないでしょうか。実際には、最初に木本さん一人が会見に臨み、投資トラブルに関して説明。その後に木下さんが登場して2人そろって今後の活動などの話をする……といった形で、当人たちはメリハリをつけたつもりかもしれません。ただ、世間の人が会見の報道を目にした際には、さも木本さんが謝罪会見中に笑顔を浮かべていたり、ガッツボーズをしたりしていたような印象を与えてしまいます。木下さんとのセットでの会見は失敗だったと思います」

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会見前に女性誌インタビューへの“反感”