全国の47都道府県には、その地域ごとに独特の文化、風習があり、同じ日本に住んでいても実は知らないことが多いもの。そこで「あした話したくなる すごすぎる47都道府県」(朝日新聞出版)より、各都道府県ごとに、思わず人に話したくなるおもしろエピソードを紹介。今回は「和歌山県」のお話。

 すさみ町の沖の深さ10mの海底に、海中郵便ポストがあります。

 1999 年に置かれたもので、「世界一深いところにあるポスト」としてギネス世界記録に認定されています。

 こんな海の底のポストに誰が手紙を出して、誰が回収するのか気になりませんか。

 手紙を出すのは、ダイビングに訪れたダイバーたちです。

 そして、地元のダイバーたちによって回収されます。

 月に100通くらい、夏の多い時期には500通くらいの手紙が出されるそうです。

■和歌山県のおにぎりは絶対に梅干し

 和歌山県は山の多い土地を生かして、梅作りが盛んです。

 生産量は日本一。梅干も有名です。

 とくに有名な産地・みなべ町では、もっとたくさんの人に梅干しを食べてもらおうと「梅干しでおにぎり条例」が定められました。

 学校給食にも梅干しを取り入れています。