参院選の投開票日、当選を確実にし、記者会見した水道橋博士さん=2022年7月11日
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 参院選で、れいわ新選組から比例区に出馬し、当選したお笑い芸人の水道橋博士さん(59=以降、博士)。日本維新の会代表の松井一郎大阪市長から訴訟を起こされたのをきっかけに立候補し、「反スラップ訴訟法」をつくると訴えて当選した。とはいえ、それ以外の政治活動はしないのか、批判していた「タレント議員」になったことはどう考えているのか、師匠のビートたけしさんは……などなど聞きたいことは色々ある。当選後間もなくコロナに感染し、都内のホテルで療養中の博士に、オンラインでインタビューした。

【写真】水道橋博士と玉袋筋太郎さん

「日によって、微熱や倦怠(けんたい)感が繰り返しあります。でも、重症化はしていませんので大丈夫です」

 まずは健康状態を聞いてほっとした。PCR検査で陽性と確認されてから1週間後とのこと。本題に入る前に、コロナについてもう少し聞いた。

「僕はワクチン接種を3回済ませていたんですが、感染しました。最初は全身の倦怠感とか微熱、それにせきが続き、おかしいなと思って病院へ行ってPCR検査を受けたら陽性でした。5人家族なのですが、4人が感染しました」

 参院選後、コロナに感染した議員は少なくない。立憲民主党の辻元清美氏(62)や東京選挙区から出馬し、当選した共産党の山添拓氏(37)も、陽性だったことを発表している。

「水分補給などで注意はしてきましたが、例年にない酷暑で熱中症に半分なりかけてるような、体力の限界ギリギリで毎日遊説していましたから。コロナ対策ももちろん徹底はしていましたが、最後に罹患してしまいました」

 ホテルでの療養は希望したという。

「毎朝、午前6時から7時ごろ起きて、0時ごろに寝ています。外には出られませんが、食事はセルフなので、1階に食事を取りに行っています」

 今回、宿泊しているのはアパホテル。AERA dot.は以前、同ホテルの食事の内容や“中抜き”といった問題について何度か報じてきた。

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