カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)

 コロナウイルス感染者の報道が連日続く芸能界。お笑い芸人・カンニング竹山さんは、「アッコにおまかせ!」で、スタジオで使われるアクリル板をついたてのように持参して和田アキ子さんの楽屋挨拶に訪れたことが話題に。そんな竹山さんにテレビの素朴な疑問「芸能人はなぜテレビの収録でマスクをしないのか?」をぶつけてみた!

【写真】アクリル板を持って和田アキ子を訪ねるカンニング竹山はこちら!

*  *  *

 芸能人が番組内でマスクしていないという疑問に関しては、まず、感染しないためにやるべき対策が書いてあるガイドラインが厚生労働省から出ていて、それに則ってスタジオ収録はやっているそうです。

 そのガイドラインを読んでみると、それ自体が甘いんじゃないか? という部分もあるんですけど、テレビの収録は基準を満たしていて、例えば、人と人との間隔を1.5~2メートル空けるとか、あとアクリル板も活用していますよね。アクリル板の感染対策は「そんなの意味ねぇー」という意見もあるけど、そういう議論をここでするのではなく、あくまでもガイドラインに則っているんですよ。

 なおかつ、換気もきちんとやっていて、収録のスタジオは開けっ放しだったりします。あと、スタジオにむやみやたらに沢山の人が入らないように、番組毎にスタジオに入る人数制限を設けていたりして、行政が決めたことをきちっと守っているわけですよ。

 だから、テレビを見て「なぜ芸能人はマスクしてないの?」と思われるかもしれないですが、しなくていい仕組みの中でやっているんです。芸能人が収録中にマスクをしてしまうと、顔が半分見えないのと、しゃべった声がこもってしまい聞きにくいことがある。テレビ東京のニュース番組で出演者がマスクをしていた時もあったけど、あれも番組それぞれの考えで、基準を満たしたうえで、さらに対策をしたものだと思います。その他の番組でも、マスクをしなくてもいい人との距離を保つために、出演者のうち2人はリモートで出演にしたり、いろいろ対策をしている。ガイドラインに則った上で、さらに番組それぞれの考えがあるわけです。

著者プロフィールを見る
カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

カンニング竹山の記事一覧はこちら
次のページ
芸能人に「ノーマスク派」なんていない