パイレーツ入団が決まった筒香嘉智(写真/GETTYImages)
パイレーツ入団が決まった筒香嘉智(写真/GETTYImages)

 米大リーグのドジャース傘下3Aオクラホマシティーを自由契約となった筒香嘉智がパイレーツに入団することが発表された。

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 2019年オフにDeNAからポスティングシステムを利用して2年1200万ドル(約13億2000万円)でレイズと契約。侍ジャパンで4番を張った長距離砲だが、メジャーでは苦しんでいる。2年目の今季はレイズで26試合、打率.167、0本塁打と打撃不振から抜け出せず、5月11日に戦力外に。ドジャースにトレードされたが、打率.120、0本塁打と復調の兆しが見られず6月9日に右ふくらはぎの張りで負傷者リスト入りすると、そのままメジャー40人枠から外れた。3Aでは打率.257、10本塁打、32打点。今月に入ってから10試合で打率.387、2本塁打、11打点と状態を上げている。

「ナ・リーグ中地区の最下位に低迷しているパイレーツは得点力不足が課題です。長打を打てる筒香は魅力的で期待値は高い。ただ、来季の契約が約束されているわけではありません。レイズ、ドジャースで結果を残せず、今回がメジャーでラストチャンスになる可能性もある。今までは速い球に差し込まれ、変化球にもフォームを崩されて凡打に打ち取られるパターンが多かった。150キロを超える直球にアジャストできるかが、活躍のポイントになると思います」(米国に駐在する通信員)

 実は筒香がオクラホマシティーを退団することが決まった際、「意外な球団」のファンからのラブコールがSNS上で多く見られた。日本ハムだ。

 日本ハムは中田翔が暴行事件で無期限の出場停止処分が下ったことは記憶に新しい。球団が11日にメディアに発表した内容によると、中田が8月4日のエキシビションマッチ・DeNA戦の試合前にベンチ裏で後輩の選手と会話していた際、突発的に腹を立てて手を出したという。「4番・一塁」で同戦にスタメン出場していたが、被害に遭った選手から事情を聴いた球団は事態を重く見て、中田を1打席で交代させて即時帰宅を命じた。そして11日、中田に対して統一選手契約書第17条(模範行為)違反で1軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を科したことを発表した。

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