そして、今回の移籍はJリーグでプレーする他の選手たちにも希望を与えられるのではないか、とこう続けた。

「26歳で海外挑戦というのは、正直海外(リーグでプレイしている他)の選手からしたら年はいっている。でも、26歳でも海外にいけるんだぞ、セルティックみたいな素晴らしいクラブにいけるんだぞ、というのはいろんな人に希望を与えると思う。でも行って終わりじゃなくて、行って活躍することで夢や希望を与えられる。これからが勝負」

 セルティックは国内リーグで51回の優勝を誇る名門。かつて所属していた中村俊輔はここで大活躍し、今でもサポーターの間で伝説の選手として慕われている。古橋は当然、中村と同じ日本からやってきたということで、かかる期待は大きいだろう。

 将来はスペインでプレーしたいと公言していた26歳。まずスコットランドに上陸し、欧州での第一歩が始まる。ここからさらにどう成り上がっていくのか。物語の続きが楽しみだ。(大塚淳史)