異例の屋内開催…ビーチバレー女子、東京五輪への切符を掴むのは? (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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異例の屋内開催…ビーチバレー女子、東京五輪への切符を掴むのは?

吉田亜衣dot.
マイナビジャパンツアー2021第1戦の女子決勝戦。二見と草野の空中戦(写真提供・ビーチバレースタイル)

マイナビジャパンツアー2021第1戦の女子決勝戦。二見と草野の空中戦(写真提供・ビーチバレースタイル)

 東京2020のビーチバレーボール競技に出場する代表チームを決定する「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」の女子大会が5月22日(土)、23日(日)、東京都立川市の立飛特設会場で開催される。

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 本来なら1年前に決するはずだったが、「東京2020」の延期によってこの大会も延期。会場も新たに設定され、東京都立川市にあるドーム立川立飛で開催される。隣接するTACHIHI BEACHの砂を屋内におよそ220トン運び、作られる特設コートが今回の決戦の舞台となる。

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 屋内ビーチコートでの代表決定関連のビッグ大会は史上初。実は会場が発表された際、選手たちの間で物議を醸した。選手から多くの問い合わせがあったことで日本バレーボール協会は急きょオンライン説明会を開き、経緯を説明するというひと悶着が起きていた。

 日本国内ではまだ数カ所しか存在せず、普及しているとは言い難い屋内ビーチコート。実際、屋内でのプレーはどのような影響を及ぼすのだろうか。

 まず1点目は風が吹かないこと。空気抵抗が少なくなることでボールの変化が軽減され、ボールのスピードが増す。屋外でのプレーと感覚が最も変わるのは「サーブ」と「サーブレシーブ」だと、選手たちは口々に言う。

 2点目は天井の存在。天井の高さや色など把握し、空間認知に慣れる必要がある。またある選手が「太陽の光がないので、サングラスやサンバイザーをつけるかつけないか、迷っている」と述べるように、戦闘アイテムも屋外とは変わってくるだろう。サングラスは表情や視線を隠す絶好のアイテム。それを屋内で装着するか判断が問われるところだ。

 3点目は無風を想定した戦術の組み立て。風による変化が起きない中、相手チームのストロングポイントやウィークポイントがどのようにコートで反映されるのか。普段とは異なった角度のスカウンティングも重要になってくるだろう。

 出場チームが屋内コートで練習を始めるのは前日21日、1チーム1時間のみ。すべてのチームが一律の条件、未知なる環境での戦いとなる。少ない準備時間でどこまでコートに慣れ、普段とは違う各チームの変化を感じ取れるかが鍵となりそうだ。


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