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巨人の“篠塚2世”も…若手時代「ワクワクが止まらなかった」思い出の選手たち

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巨人時代の長田昌浩(OP写真通信社)

巨人時代の長田昌浩(OP写真通信社)

“期待の若トラ”と注目されながら、レギュラー獲り目前にして、病魔に襲われ、惜しまれながら2019年シーズン限りで現役を引退したのが、横田慎太郎だ。

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 ロッテ、中日、西武でプレーした外野手・真之氏を父に持ち、14年、ドラフト2位で阪神に入団した横田は、3年目の16年、オープン戦で9試合連続を含む22安打を放ち、金本知憲新監督の期待に応える。22安打中8安打が50メートル6秒1の俊足を生かした内野安打だった。

 3月25日の開幕戦(中日戦)、横田は「バントをする必要もないし、走れる確率も高い。併殺も少ない。相手も嫌だろう」(金本監督)という理由から2番センターでスタメン出場。ロッテ時代に開幕戦6度出場の父とともに、プロ野球史上5組目の親子で開幕戦出場の快挙を実現した。

 初回無死一塁の1打席目、投ゴロの併殺崩れで一塁に生きると、2度のけん制のあと、果敢にスタートを切り、プロ初盗塁。さらにヘイグの左前安打で一気に本塁を陥れ、金本阪神のシーズン初得点を挙げた。

 翌26日もプロ初安打を含む2安打を放ち、金本監督の初勝利に貢献するなど、同年は38試合に出場し、20安打と本盗を含む4盗塁を記録。掛布雅之2軍監督も「トリプルスリーができる身体能力がある」と、さらなる成長を期待した。

 ところが、レギュラー獲りに挑んだ翌17年の春季キャンプ中、原因不明の頭痛が続き、無念の離脱。精密検査の結果、脳腫瘍と診断された。

 2度の手術と半年にわたる闘病生活の末、同年オフ、育成契約を結び、実戦復帰を目指したが、「自分で打った打球が見えない」「ピッチャーに投げてもらったボールが二重に見える」などの視覚障害に悩まされ、19年9月、「この2年間、本当に苦しかったですが、自分が野球をやりたいと思ってした決断でしたので、まったく悔いはありません」と現役引退を発表。同26日のウエスタン、ソフトバンク戦が引退試合となり、8回2死二塁からセンターへ。直後、中前安打で本塁をついた二塁走者を見事なノーバウンド返球で刺し、有終の美を飾った。


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