漫画家・水島新司さんが引退発表 「ドカベン」と呼ばれた高校球児はこんなにいた! (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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漫画家・水島新司さんが引退発表 「ドカベン」と呼ばれた高校球児はこんなにいた!

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浪商時代の香川伸行氏(C)朝日新聞社

浪商時代の香川伸行氏(C)朝日新聞社

 漫画「ドカベン」などの野球マンガで知られる漫画家の水島新司さん(81)が、1日、引退を発表した。タイトルの「ドカベン」は、ずんぐりむっくり体形の主人公で神奈川・明訓高校の4番捕手・山田太郎の愛称だ。ドカベンの登場以降、高校野球などで山田太郎と似た体形のスラッガーが登場すると「〇〇のドカベン」と呼ばれるようになった。

【写真】今年ドラフト1位指名された「ドカベン」はこの選手

 1972年から週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載され、爆発的な人気となったドカベン。

「気は優しくて力持ち」の主人公・山田太郎や、悪球打ちの岩鬼正美、「秘打」を駆使する殿馬一人ら個性あふれるキャラクターたちが強豪校に挑んだ。中でも山田太郎は、ここぞという場面で試合を決める一打を放つ頼れる存在な一方で、体形から想像がつく通り、足の遅さも際立っていた。

 そんな山田太郎と似た「元祖ドカベン」は、浪商(大阪・現大体大浪商)時代からその愛称で人気者になった故・香川伸行氏だ。

 170センチと小柄で丸顔、見事な「おデブ」体形で、ポジションも山田太郎と同じ捕手だった。甲子園では牛島和彦氏(元横浜ベイスターズ監督)とバッテリーを組み3度の甲子園に出場。1979年夏には史上初の3試合連続本塁打を放ち、そのキャラだけではなく本格派のスラッガーとして注目を浴びた。 

 その後、南海ホークスに入団。プロ初打席で特大の場外本塁打を放つなど、高卒1年目で8本塁打を記録。豪快な性格もプラスして、人気がさらに高まった。ただ、不摂生がたたってか、たびたび「太りすぎ」問題が取り上げられるようになり、一時期は体重が130キロにまで増加。一説には150キロ近くにまで達したとも言われている。

 プロ通算78本塁打。1989年のシーズン限りで引退後は、解説者や居酒屋経営に転じ、マスターズリーグでは登録名「ドカベン」でプレーした。その一方、糖尿病の合併症で腎臓を悪くし人工透析を受けるなど、健康面では問題を抱えていた。2014年に52歳の若さで、心筋梗塞で亡くなった。


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