「パパ活が売春活動化しつつある」と話す妹尾さん
「パパ活が売春活動化しつつある」と話す妹尾さん

 SNSで知り合った中学3年の少女に現金2万円を渡し、大阪市内のホテルでわいせつな行為をしたとして、6月、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で52歳の男が府警に逮捕される事件があった。少女は「コロナで学校が休みで暇だった」と話し、金銭をもらってデートなどをする“パパ活”の相手を探していたという。

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 私の周りでもコロナ渦をきっかけにパパ活を始める女性は増えている。その多くが、コロナ禍以前はキャバ嬢やラウンジ嬢といった水商売で生計を立てていた女性で、現在、コロナによる大幅な収入の減少を受けて、パパ活に手を出さざるを得ない状況にあるという。

 横浜市内のキャバクラ店に勤めるA子さん(23)に話を聞いた。

「コロナの影響を受けて、出勤日数はこれまで週4日ほどだったが、客足の減少でカットされ、『指名客が来ない日は出勤しなくていい』と言われるようになった。3月には56万円あった給料が、翌月には20万円まで落ち込んだ」

 歌舞伎町のキャバクラ店に勤めるB子さん(25)は「キャバ嬢のお金の稼ぎ方が変わり始めている」と話す。

「キャバクラ店の収入は大幅に減りましたが、全体の収入は減っていません。私のお客さまは経営者や芸能関係者が多く、コロナウイルスに感染した場合、感染ルートを明かさなくてはならないので、そもそもキャバクラ店に出入りしていることがバレてはまずい。だから彼らとの個人間で金銭のやりとりが発生するようになりました。私以外のキャストも同じような状況にあります。店を介さなくなったらもうパパ活ですよね」

 こうしたコロナによる金銭的ダメージを受けて、4月初旬から前出のA子さんはアプリを使ってパパ活を始めたという。

「アプリ内で顔写真や年齢、職業、住まいを記載した自分のプロフィールを作って登録をした途端、複数の男性からメッセージがすぐに届きました。男性側は収入なども記載していて、メッセージの内容は『大人5でどうですか?』『とりあえず顔合わせ1でどうかな?』といったものがほとんどでした」

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