「たとえば、セサミ“mini”という製品は1万円台からのモデルもあり、お手頃です。現状の鍵への取り付けに工具は不要。シールで貼るだけなので簡単です。帰宅時、スマホが近づくと自動で開錠される機能もあり、とても便利です」
Wi-Fiにつなぐ機器も購入しておけば、遠隔地で鍵の開閉を操作できる。また、アプリでほかの家族に鍵を簡単にシェアできるので、合鍵を持ち運ぶ手間が省ける。
「スマートロックの導入は、親世代だけでは難しいはず。まずは子ども世代が自宅で試し、便利さを体感してから教えてあげるとよいでしょう」
■すぐに取り入れられる照明
空き巣対策として、簡単に導入できるものに照明がある。
「留守宅でも、人が在宅していると思わせることが大事。通りに面した部屋などに、タイマー機能で点灯と消灯のパターンを設定できる照明を設置するとよいでしょう」
防犯目的であればシンプルなモデルで十分。たとえばホタルクスというメーカーのタイマー機能付きの製品は、1万円程度から購入できる。タイマーのパターンは3種類あり、ボタンで簡単に設定可能だ。
備えあれば憂いなし。実家にぴったりの防犯家電を選んであげるのも、立派な親孝行だ。 (文:カスタム出版部)