現在放送中のNHK朝ドラ「エール」の第16話(4月20日)に、二階堂ふみ演じるヒロインの姉役として元SKE48メンバーで女優として活躍する松井玲奈(28)が初登場し、注目を集めた。現在、コロナウイルスの影響でNHKでは同ドラマの撮影が中止されているが、昨年から撮り溜めた分で順調に放送が続いている。松井は作中で早くもひと波乱起こしており、今後もコンスタントに出演が続きそうだ。
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朝ドラに関しても2018年後期の「まんぷく」に続き、今回は2度目の出演となる。SKE48 を卒業後、女優として活動している松井玲奈。主演こそないもののさまざまな作品で存在感を見せている。スポット的な役割であるが、かなりの本数の作品に出演しており、それなりに需要があるようだ。グループ卒業したものの、なかなか活躍の場を見い出せない元メンバーたちがいる中で、なぜ彼女は存在感を発揮し続けていられるのだろうか。
「そもそも松井玲奈は、SKE48で不動のセンターだった松井珠理奈と比べてもマイナーな存在でしたが、オタク趣味など独自の存在感を見せつけ自力でファンの人気を獲得。いつしか“W松井”と呼ばれるまでになりました。AKBグループの中でオタク要素が強いのがSKE48でしたが、それを印象づけたのも彼女やメンバーのオタク仲間たちです。なので、息の長いコアなファンがついているんです。『タモリ倶楽部』や『アメトーーク!』などのバラエティにコンスタントに出演しているのも強いですよね。バラエティにもハマるので、番宣にも出しやすい。そうしたプラスアルファもあって、起用されることが多いのでしょう」(民放ドラマ制作スタッフ)
演技力の面ではまだまだ未知数だが、熱心に成長を続けているようだ。
「正直に言えば、それほど演技に見どころがある感じではない。でも、元アイドルなので華があり、出ると映えるんです。松井さんはアイドル時代から将来は女優になりたいといい続けていましたし、ドラマや映画だけなく、舞台にもしっかり出ていて徐々にスキルアップしてる感じはしますね。やっぱり舞台に出ると演技力には格段に磨きがかかる。おそらく、“芋洗い状態”のグループの中で自分を磨いてきただけあって、根性があるのだと思います。なかなか大きな結果が出ていないとは思いますが、そういう成長があるとスタッフも嬉しい。地道な努力でますます存在感を増していってほしい」(在京キー局社員)