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あんなに稼いだのに… お金に困って「勝者の証」を売っちゃったアスリート

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杉山貴宏dot.
お金に困ってチャンピオンリングを売ってしまう選手も…※写真はイメージ(写真/gettyimages)

お金に困ってチャンピオンリングを売ってしまう選手も…※写真はイメージ(写真/gettyimages)

 メジャーリーガーなどのプロアスリートにとって最大目標の一つはやはり優勝。その証であるチャンピオンリングなどは何物にも代えがたい価値があるはずだが、時にその記念品が経済的な理由で売りに出されることがあるのは驚きでもあり、悲しくもある。

 つい先日にも、2017年のワールドシリーズを球団史上初めて制したアストロズのスカウトに贈られたチャンピオンリングがオークションに出品されて話題となった。

 この件は元の所有者が億万長者だったはずの元選手ではなく球団スタッフのスカウトだったこと、同年のアストロズがサイン盗み問題で今年になって処分を受けたことなどもあるため事情がやや異なるが、大金を稼いだはずのプロアスリートが困窮してリングを手放す例も残念ながら珍しくない。

 有名メジャーリーガーを挙げると、例えばホセ・カンセコ。1980年代後半から90年代にかけてのアスレチックスでマーク・マグワイアとともに大砲コンビを組んで「バッシュ・ブラザーズ」と称されたスラッガーで、メジャー史上初となる「40本塁打・40盗塁」の達成やリーグMVPなども獲得した名選手だった。

 カンセコがメジャー17年間のキャリアで稼いだ金額は4500万ドル(約48億3000万円)を超えるとされる。しかし引退後はステロイド使用の暴露本を出版して物議をかもし、警官とのカーチェイスで逮捕されるなどのトラブルも頻発。さらにはマンション投資で巨額の損失を出したあげく、破産に追い込まれた。

 ヤンキース時代に獲得したワールドシリーズの優勝リングも4万ドル(約430万円)で売りに出したが、いったんは買い手がついたこのリングはカンセコ側が売却をキャンセル。ただし新人王の記念リングなどは売ってしまったという。

 メッツとフィリーズで計12年間プレーし、1986年にメッツのワールドシリーズ制覇に貢献した名外野手のレニー・ダイクストラも大事な記念品を手放してしまった一人。ダイクストラはオールスターに3回も選出されるなど長く活躍し、通算年俸額はおよそ3650万ドル(約39億1000万円)の一流選手だった。


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