中日は「テラス席導入」で強くなるか… 過去の事例が物語る“影響”と“機能の条件” (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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中日は「テラス席導入」で強くなるか… 過去の事例が物語る“影響”と“機能の条件”

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西尾典文dot.
中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドーム (c)朝日新聞社

中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドーム (c)朝日新聞社

 球団ワーストの7年連続Bクラスに沈んでいる中日ドラゴンズ。昨年10月、そんな中日で一つの構想があると報じられた。球団の本拠地であるナゴヤドームの外野席を拡張する「ホームランテラス」の新設を計画しているというのだ。中日は昨シーズン、チーム打率はリーグトップだったものの、得点数は阪神に次ぐ5位、そしてホームラン数はリーグワーストの90本という数字だった。ホームランテラスを新設することで得点力をアップさせようという狙いがあるのだろう。早ければ2021年シーズンから運用開始という話もあるが、果たしてホームランテラスの新設は中日を救う一助になるのか。過去の事例などから検証してみたいと思う。

 ここ数年で外野を狭くする改修を行ったのは2015年のヤフオクドーム(当時)と昨年のZOZOマリンスタジアムだ。ヤフオクドームは深かった左右中間のふくらみ部分にテラス席を新設し、フェンスの高さも通常のスタンドが5.8メートルだったのに対して新しいフェンスは4.2メートルまで低くなっている。一方のZOZOマリンスタジアムもホームランラグーンという名称だが作りはほぼ同様で、フェンスが最大で4メートル前に出る形となった。この2球場を本拠地とするソフトバンクとロッテのホームランテラス、ホームランラグーン導入前と導入後の主なチーム成績を比べて見ると以下のような数字となった。なお()内はリーグ順位である。

ソフトバンク
2014年:優勝
打撃成績:打率.280(1位) 607得点(1位) 本塁打95本(5位)
投手成績:防御率3.25(2位) 522失点(2位) 被本塁打90本(2位)

2015年:優勝
打撃成績:打率.267(1位) 651得点(1位) 本塁打141本(1位)
投手成績:防御率3.16(1位) 491失点(1位) 被本塁打113本(5位タイ)

ロッテ
2018年:5位
打撃成績:打率.247(4位) 534得点(5位) 本塁打78本(6位)
投手成績:防御率4.04(5位) 628失点(5位) 被本塁打129本(3位)

2019年:4位
打撃成績:打率.249(5位) 642得点(2位) 本塁打158本(3位)
投手成績:防御率3.90(4位) 611失点(4位) 被本塁打143本(5位タイ)


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