名越康文さん×鏡リュウジさんのお悩み相談室 心理学と占星術でひも解く、自分の心に打ち勝つ方法

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【鏡リュウジ】心理占星術研究家、翻訳家。京都文教大学客員教授。心理学をベースに、占星術をわかりやすく解説。「完全版 タロット辞典」(朝日新聞出版)を監修するなど著書、監修、翻訳多数。https://ryuji.tv/
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【鏡リュウジ】心理占星術研究家、翻訳...

 10年以上の付き合いがあるという、精神科医の名越康文さんと、心理占星術研究家の鏡リュウジさん。今回、閉塞感や生きづらさを感じている人のリアルなお悩みに、心理学と占星術のアプローチから、心がスッキリする解決法を提案してもらいました。

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●お悩み1
カッとする性格を直したい!(34歳・女性)

 私はすぐカッときてしまう性格です。穏やかでいられる人になりたいのですが、些細なことでもすぐ頭にきて、それを言葉や態度に表してしまいます。それが原因だと思うのですが、恋愛も長続きしません。

鏡:これは、僕も解決法を聞きたいです。本当に短気でして……(笑)。

名越:え、鏡さん怒りっぽいの? それは勇気づけられますね。僕も相当怒りっぽいんですよ。でも、30代のときに、怒りでお弟子さんたちを傷つけていることに気づき、改心しました。

鏡:僕は変えたくても、変えられません。年々酷くなっている気も。でも、生理現象だから仕方ない、と半ば諦めているところもあるんですよね。

名越:鏡さんの怒りはね、パーンって弾けるような怒りなんでしょう。それで終わり。その後、美味しいもの食べようって気持ちが切り替わるような。

鏡:まさにそんなタイプです(笑)。

名越:僕の場合は、グーッと持続するような怒りが多かったんです。で、怒りを研究したんですよ。仏教書に、怒りは自分への毒だということが書いてありました。そこで、カーって頭に血が上った時は「今、真っ黒な毒が、ポタポタと点滴で体に充満されている」とイメージしました。すると怒りがスーッと引くようになったんです。

鏡:怒りを客観視する視点は必要ですね。僕が言えるのは、ちゃんと怒らないとダメだ、ということ。怒ることは良くないことだと押し殺してしまうと、消化できません。私は怒ってる! 頭に来た! あいつが悪い! と怒りを味わうと、じゃああいつの何が悪いんだろうとなります。すると、私が悪かったかもって気づくことも。味わうことで感情はいずれ変わります。臭いものに蓋をしないことです。

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