整形外科医が“腰の痛み”の疑問を解消! 「警察官は腰痛になりにくい」理由とは? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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整形外科医が“腰の痛み”の疑問を解消! 「警察官は腰痛になりにくい」理由とは?

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小久保よしのdot.#ヘルス#病気#病院
※写真はイメージです(写真/Getty Images)

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「ヘルニアになってしまったら、寝ていたほうがいい?」「ぎっくり腰はクセになるって本当?」腰の痛みに悩む人は多く、その解消法にはさまざまな情報が溢れています。週刊朝日ムック『首腰ひざのいい病院2020』では、病院で医師に直接聞きづらい疑問を挙げ、専門医に聞きました。JCHO大阪病院副院長の冨士武史医師がQ&A形式で回答します。

*  *  *
Q:腰痛になりやすい人ってどんな人?
A:腹筋を使えていないと腰痛が起こりやすくなります

 腰痛になりやすい人は、座ったり立ったりしているときに、腹筋に力をいれてない人です。腹筋に力を入れずに壁にもたれかかるような、腰を反るか丸める姿勢を続けていると、腰の後ろの椎間関節などに負荷がかかりますし、筋肉が凝りやすくなります。たとえ腹筋を鍛えていたとしても、だらしなく座って筋肉を使っていなければ、腹筋を鍛えた意味がないのです。腹筋をつけ、しっかり使って生活しないといけません。

 私の実感では、公園などでは大股で腹筋を使ってウォーキングをしている人が多いのですが、人混みでは力を入れずに歩いている人が多いです。そういう力の入っていない歩行や立位の姿勢を長時間とると、腰に負担がかかって痛くなります。だから、腹筋を意識しましょう。「鍛えなさい」ではなく「使うように意識することが大事」という意味です。

 逆を言えば、腰痛になりにくい人の典型は、おなかに力を入れてピシッと立っている警察官や警備員です。力を入れていないと、長時間同じ姿勢のまま立っていられないでしょう。 自分の日常動作の姿勢をチェックしてみましょう。

Q:ヘルニアになってしまったら、寝ていたほうがいい?
A:いいえ、どんどん動きましょう

 基本的には動ける範囲で動くほうが、腰の血流が活発になって改善しやすいです。私は患者さんに「どんどん動きましょう」と話しています。腰椎椎間板ヘルニアと診断されたうえで、痛みのために動けない状態であれば安静にするのも仕方がないのですが、動ける範囲内で少しずつ動くことを意識したほうがいいでしょう。

 また、腰椎椎間板ヘルニアだと思っていたら、実は違う病気だったというケースが少なくありません。症状が改善しないときには、医師やセカンドオピニオンに相談し、適切に対応しましょう。


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