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旅の疲れをリフレッシュ「エキナカ」温泉のある極楽駅巡り

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植村 誠dot.#鉄道
全国のおもな「エキナカ温泉」「エキナカ&駅前足湯」

全国のおもな「エキナカ温泉」「エキナカ&駅前足湯」

わたらせ渓谷鉄道の水沼駅にある水沼駅温泉センター。水沼駅では「ゆ」ののれんが列車を迎える(C)朝日新聞社

わたらせ渓谷鉄道の水沼駅にある水沼駅温泉センター。水沼駅では「ゆ」ののれんが列車を迎える(C)朝日新聞社

JR北上線・ほっとゆだ駅。左が温泉の入り口で、お湯は少し熱めの弱アルカリ性(C)朝日新聞社

JR北上線・ほっとゆだ駅。左が温泉の入り口で、お湯は少し熱めの弱アルカリ性(C)朝日新聞社

予土線松丸駅の「森の国ぽっぽ温泉」。足湯だけではなく、温泉や家族湯も備える(C))朝日新聞社

予土線松丸駅の「森の国ぽっぽ温泉」。足湯だけではなく、温泉や家族湯も備える(C))朝日新聞社

 近年、鉄道関連で進化を遂げた分野のひとつに「エキナカ」を挙げることができるだろう。ショッピングモールやレストラン、美容室など幅広いジャンルも魅力の「エキナカ」。そこで注目してみたいのが駅の温泉施設、「エキナカ温泉」だ。

【温泉つき駅舎の先駆け「ほっとゆだ駅」】

*  *  *
■シンプルな足湯から本格的入浴施設も

「エキナカ温泉」とは、文字どおりに駅構内に設けられた温泉入浴施設。駅舎内に設けられた本格的な入浴施設からホーム上の足湯、駅ビル内の温泉施設などスタイルはさまざまで、いまやそこでの入浴そのものが旅の目的にもなっている人気の鉄道スポットでもある。

 そのさきがけとなったのは、1986年8月に中央本線上諏訪駅1番線ホームに登場した露天風呂。前年に国鉄長野鉄道管理局(現・JR東日本長野支社)が提唱した「一駅一名物」の一環として設けられたもので、オープンとともに幅広く話題を集めた。温泉地の玄関駅である上諏訪駅にふさわしい「名物」だったといえるだろう。

 上諏訪駅露天風呂は2002年7月に足湯に改装されて、より気軽に楽しめる温泉施設として生まれ変わった。改札内にあることもあり、列車利用者は無料で楽しめるほか、入場券で利用することも可能。構内の売店ではオリジナルタオルが販売されている。

 駅と温泉とのコラボレーションは、続いて北上線の陸中川尻駅(現・ほっとゆだ駅/岩手県)や、わたらせ渓谷鐵道の水沼駅(群馬県)などにお目見え。その後も各地に波及していった。

 三角屋根が瀟洒な山小屋を思わせる、木造駅舎のほっとゆだ駅は、当時は珍しかった温泉つき駅舎として2002年に「東北の駅百選」に選定。駅舎内に併設されている「ほっとゆだ」は、一般の浴室のほか貸切風呂や大広間のお休み処なども揃う本格的な温泉入浴施設だ。

 ユニークなのは、浴室内に備えつけられている信号機。つぎの列車の発車時刻に合わせ「青:45分前」「黄:30分前」「赤:15分前」など点灯によって湯上がりのタイミングを教えてくれる「ほっとゆだ」の名物だ。

 水沼駅に併設の「水沼駅温泉センター せせらぎの湯」は露天風呂つきの豪華版。駅舎ホーム側にも「ゆ」と描かれた暖簾が下がり、列車を降りたとたんに温泉気分に包まれることだろう。


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