現在もライブを中心に活動している正木慎也氏 (C)CINEMACT
現在もライブを中心に活動している正木慎也氏 (C)CINEMACT
番組の企画で結成した『CHA-CHA』に所属していた当時の20歳ごろの木野正人氏
番組の企画で結成した『CHA-CHA』に所属していた当時の20歳ごろの木野正人氏

 ”元”ジャニーズ事務所所属で、現在もアーティストや振付師として活躍する元「忍者」の正木慎也氏、元「CHA-CHA」の木野正人氏が、9日に87歳で亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川氏への追悼コメントを、AERA dot.編集部に寄せてくれた。

【写真】「CHA-CHA」時代の木野正人さんがこちら

■正木慎也氏(アーティスト)

 僕は12歳の時に、初めて芸能界ジャニーズ事務所と言うところに入所いたしました。ジャニーさんは父親位の年齢にはなりますが、本当に優しい兄貴のように可愛がっていただき、感謝以外の何の言葉も見つかりません。

 そして現在まで常に上を向き、厳しい世界ながらもブレずに生きていけているのは、ジャニー喜多川社長が、新しい行き先の線路を引いてくれたからに他なりません。

 とても悲しいことではございますが、遠い未来でいつかご挨拶ができることを願って、これから先信念を持って生きて行こうと思っております。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

■木野正人氏(ダンスパフォーマー兼振付師)

 ジャニーさんは芸能界に導いてくれた恩人。地方から上京したものの、芸能界入りを親に反対され、ジャニーズ事務所への入所を断ろうとしたとき、「東京の子は80点でも呼べるけど、地方の子は遠くて100点でも呼べない、YOUは120点だから呼んだんだ」と言ってくれました。

 CHA-CHAでの活動に悩んでいるときも、ジャニーさんに相談すると「僕が見に行くから」といって番組収録を見に来てくれて心強かった。

 ジャニーさんがいなければ全く別の人間になっていました。ジャニーさんが先月倒れたことは聞いていたので、覚悟はしていましたが、生きている間にもう一度お礼を言いたかったです。ありがとうございました。

(構成/AERA dot.編集部・井上啓太)