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女性医師が伝える ”ダイエット飲料”の落とし穴

連載「ちょっとだけ医見手帖(山本佳奈医師)」

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山本佳奈dot.#ヘルス
山本佳奈(やまもと・かな) 1989年生まれ。滋賀県出身。医師。2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー、CLIMアドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)

山本佳奈(やまもと・かな) 1989年生まれ。滋賀県出身。医師。2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー、CLIMアドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)

※写真はイメージです(写真/getty images)

※写真はイメージです(写真/getty images)

 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、2人の女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は「ダイエット飲料」について、NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。

 先月末、梅雨入り前にもかかわらず、北海道の帯広で40度近くを記録し、東京でも最高気温が30度を超える日が続きました。

 先月14日には奄美で梅雨入りし、16日には沖縄の梅雨入りも発表されました。梅雨前線の北上に伴い、そろそろ各地で梅雨入り宣言が聞かれそうです。今年の降水量は、平年並みか平年よりも多いと予想されており、気温も平年より高くなると予想されています。

 早くも、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。じめじめと暑い時は、砂糖の入った飲料水や炭酸飲料水が飲みたくなりませんか。最近では、人工甘味料を使用した「カロリーゼロ」の飲料水がたくさん登場しています。甘いジュースを飲みたいけれど、炭水化物やカロリー摂取は控えたい時には、「カロリーゼロ」のダイエット飲料なら安心して飲めますよね。

 ダイエット飲料とは、砂糖ではなくカロリーが非常に低い人工甘味料が使用された飲料水のことを指します。現在、日本で認可されている人工甘味料はサッカリン、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、ネオテーム、アドバンテームの6種類です。これらの人工甘味料は、甘みはあるものの、カロリーが非常に低いため、カロリーゼロや糖質ゼロと表示されています。一度は手にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

 そんなダイエット飲料に、実は落とし穴があることをご存じでしょうか。

 2014年、ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院のBleich氏らは、米国の20歳以上の成人23,965人の食事データを解析した結果、太り過ぎや肥満の人はカロリーがない飲料をよく飲む一方で、砂糖入り飲料をのむ過体重の人に比べて固形物からカロリーをより多く摂取しているため、総摂取カロリーは両者で有意な差はないことが示されたと報告しました。


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