ゴーン逮捕の“仕掛け人”は亀井静香元金融相だった「日産幹部は日本男児として恥を知れ」 (3/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

ゴーン逮捕の“仕掛け人”は亀井静香元金融相だった「日産幹部は日本男児として恥を知れ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
西岡千史dot.
亀井静香元金融相(撮影/西岡千史)

亀井静香元金融相(撮影/西岡千史)

日産の西川社長(撮影/西岡千史)

日産の西川社長(撮影/西岡千史)

 退任後の報酬を現役時代に約束していたからって、そんなの本当にもらえるかわからないよ。それで有罪にできるのかね。それにしても、私が作ったガイドラインでひっかける(逮捕する)とはね。これだけで終わってしまったら、私も後味が悪いな。

──日産の幹部社員で、特捜部との司法取引に応じた人がいるとのことです。亀井さんは警察時代に詐欺や脱税、贈収賄などを扱う捜査2課にいたことがありますね。

 司法取引は問題。人を売る話だからね。

 詳しくは話せないが、私も捜査2課時代に誤認逮捕しそうになったことが何度もある。なぜかというと、人間は他人のことなら平気でウソを言う。みんなウソっぱちを言うから、捜査が間違った方向に進む。私の時代は司法取引はなかったけど、似たことはよくあった。

 長時間の取り調べで拘禁性ノイローゼになって、捜査官の都合のいいように証言する参考人や被疑者もいた。人格を否定され、自尊心が失われ、捜査官の機嫌ばかり取るようになるんだ。

 捜査には美学があり、常道がある。簡単に言うと、「カッコよさ」が必要。それが世間に理解されることで、はじめて捜査関係者は賞賛される。事件を無理やり作るような捜査は、私は評価しない。

 司法取引の最大の怖さは、えん罪を生むこと。あるいは、謀略によって他人をおとしいれることができる。殺人とは違って、経済犯罪は物証が少ない。経済犯罪での司法取引は、特に問題がある。

──事件の背景に、日産の43%の株式を保有し、経営への影響力を強めようとするルノーに日産側が反発していたことが指摘されています。

 フランス政府はルノーの筆頭株主だから、フランスがそう考えるのは当然のこと。好きなように言わせておけばいいんだよ。検察が正しい捜査をしていれば、逆に日本人に反発心が生まれて「日本の司法に口出しするな」となる。ただ、ゴーンさんの逮捕については、いまだ全体像が明らかになっていないことは事実。今のところ「捜査の美学」が見えてこない。

──ゴーン氏以外の日産幹部たちの責任は。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

あわせて読みたい あわせて読みたい