【サッカー日本代表】中島、堂安、南野…アジアカップに向けてさらなる“進化”を見せるか【河治良幸】

河治良幸dot.
 森保ジャパンの“初陣”となった9月のコスタリカ戦から10月のウルグアイ戦にかけて、中島翔哉(ポルティモネンセ)、南野拓実(ザルツブルク)、堂安律(フローニンゲン)が好調にアピールを続けている。ここまで3試合で10得点を記録しているが、そのほとんどに得点者を含め3人の誰かしらが絡んでいるのだ。

「それほどコミュニケーションを3人が取っているわけでもないですし、ピッチのフィーリングも大事になってくると思うので、あんまり考えすぎず、自分の良さを出すことがいいプレーにつながるんじゃないかと思います」

 そう語る堂安は所属クラブでも「チームが勝ててますし、個人的に得点も取れてきたので、すごいいいフィーリングで日本に帰ってこられました」という。前回の合流前は、オランダのフローニンゲンで一時期センターFWで起用されていたが、最近は再び本職の右サイドハーフに戻り、2試合連続ゴールで2連勝の立役者となった。

 一方、中島はポルティモネンセで、ここ2試合ゴールこそ取れていないが、相変わらず攻撃を牽引している。9月のポルトガルリーグMVPに選出されるなど「市場価値」がうなぎ上りだ。南野にいたっては、11月8日に行われたヨーロッパリーグのローゼンボリ戦でハットトリックを達成。代表に合流する直前のオーストリアの国内リーグでもゴールを記録している。

 クラブでも引き続き好調を維持している3人は、11月16日のベネズエラ戦でも攻撃の中心を担うことになるはずだ。ここまでの3人のパフォーマンスをゴールから簡単に振り返りたい。

 3-0と快勝したコスタリカ戦では、まず中島のFKを佐々木翔(サンフレッチェ広島)が合わせ、相手のディフェンスに当たって方向が変わり、オウンゴールに。2点目は、ボランチの遠藤航(シント=トロイデン)を起点に、ボールを受けた中島がスルーパスを遠藤に通し、その遠藤からエリア内でパスを受けた南野が、反転気味に左足を振り抜き代表初ゴールを記録した。なお、3点目は相手の間延びを突き、遠藤、浅野拓磨(ハノーファー)と絡んで、最後は伊東純也(柏レイソル)が高速ドリブルからの左足シュートで決めた。

 10月のパナマ戦は、3人のうち南野だけがスタメンとなったが、その南野が大活躍を見せた。青山敏弘(サンフレッチェ広島)が中盤でボールを奪い、ショートカウンターから敵陣中央で縦パスを受けた南野が、反転でディフェンスをかわしてドリブルで直進、トップスピードから冷静に左足で2試合連続ゴールを決めた。

 さらに、2点目は原口元気(ハノーファー)、伊東とつないだボールに抜け出した南野がシュート。GKに弾かれたが、詰めた伊東が一度はDFにブロックされたが、粘り強く押し込んだ。3点目は原口のドリブルから川又堅碁(ジュビロ磐田)が飛び込み、こぼれ球がそのままゴールに入る相手のオウンゴールとなった。


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ゴールやアシストに飢えているのが現在の攻撃陣の特長

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