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霞ヶ関が掟破りの障害者雇用“水増し” 経団連は安倍政権に活をいれるべき

連載「経済プリズム」

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安井孝之dot.#安井孝之
掟を破りの障害者水増しをやった霞が関 (c)朝日新聞社

掟を破りの障害者水増しをやった霞が関 (c)朝日新聞社

Gemba Lab代表 安井孝之(やすい・たかゆき)
/1957年生まれ。日経ビジネス記者を経て88年朝日新聞社に入社。東京、大阪の経済部で経済記事を書き、2005年に企業経営・経済政策担当の編集委員。17年に朝日新聞社を退職、Gemba Lab株式会社を設立。著書に『これからの優良企業』(PHP研究所)などがある。

Gemba Lab代表 安井孝之(やすい・たかゆき) /1957年生まれ。日経ビジネス記者を経て88年朝日新聞社に入社。東京、大阪の経済部で経済記事を書き、2005年に企業経営・経済政策担当の編集委員。17年に朝日新聞社を退職、Gemba Lab株式会社を設立。著書に『これからの優良企業』(PHP研究所)などがある。

 他の役所も同じである。障害者雇用に関する制度変更がこの4月にあったのだから、それに対する対応策を省庁全体で議論したとすれば、「水増し」に気がついたかもしれない。役所全体で議論するようなテーマではない、とは言わせない。民間企業の担当者らによると、障害者雇用を増やそうとすれば「会社全体で仕事を見直し、どの部署で障害者雇用を増やせるかを考えないと難しい。人事担当者だけの問題ではない」という。

 局長などを歴任した経済産業省OBの一人は今回の事態を「霞が関にとっては非常に由々しき問題。行政官がルール無視をするとなると国としての秩序は成り立たない。政権としても一大事だ」と嘆く。

 9月3日、中西経団連会長が大学生の新卒採用について見直しの意向を示した会見でこう答えたという。

「省庁・自治体で障害者雇用を水増してカウントしていることには、正直、驚いた」(経団連ウエッブサイト)

 驚くだけでなく、経済界を代表する経団連会長として政府に活を入れてほしかった。(Gemba Lab代表 安井孝之)


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安井孝之

1957年生まれ。日経ビジネス記者を経て88年朝日新聞社に入社。東京、大阪の経済部で経済記事を書き、2005年に企業経営・経済政策担当の編集委員。17年に朝日新聞社を退職、Gemba Lab株式会社を設立。著書に『これからの優良企業』(PHP研究所)などがある。

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