さんま、たけし、タモリから世代交代 サンドウィッチマンが「好きな芸人」首位になった理由 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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さんま、たけし、タモリから世代交代 サンドウィッチマンが「好きな芸人」首位になった理由

連載「道理で笑える ラリー遠田」

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サンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし (c)朝日新聞社

サンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし (c)朝日新聞社

『日経エンタテインメント!』で毎年行われている「好きな芸人」調査で異変が起こった。調査開始以来、過去14回ですべて1位を獲得してきた明石家さんまが首位から陥落して、サンドウィッチマンが1位に輝いたのだ。さんまの連続首位を阻止したのは歴史的快挙と言っていいだろう。

 彼らは子供から年配者まで幅広い層に支持されている。その圧倒的な人気の秘密は「面白さ」と「人柄」にある。

 サンドウィッチマンは2007年の『M-1グランプリ』で敗者復活戦から決勝に勝ち上がって劇的な優勝を果たした。そこで彼らの漫才の面白さが多くの人に知れ渡った。

 彼らのネタの特徴は、「ベタ」から半歩ずらした絶妙なボケで笑いを生み出していくところにある。富澤たけしが繰り出すボケは、分かりやすく単純そうに見えるのだが、実は王道の「ベタ」なボケではない。誰でも理解できる分かりやすさがあるのだが、予測できるようなものではない。

 笑いというのは、発想が標準値から大きくはみ出してしまうと、一部の人に深く刺さる代わりに、多くの人には理解されにくくなってしまう。一方、誰もが理解できる真ん中を狙おうとすると、それはそれで「ありがちで面白くない」と思われてしまったりする。

 サンドウィッチマンのネタはそのどちらでもない。中心からの外し方が絶妙なので、誰が見ても面白く感じられる。言葉で説明すると単純だが、これはなかなか真似できることではない。

 また、サンドウィッチマンの漫才やコントは技術的にも優れている。伊達みきおの話を遮って富澤が「ちょっと何言ってるか分かんないです」と切り出す間合いの上手さなどはほれぼれとするほどだ。『M-1グランプリ』で審査員を務めていたオール巨人、松本人志をはじめ、多くの芸人が彼らの技術を称賛している。

 そして彼らが面白いのはネタだけではない。ロケでもスタジオでも確実に結果を出す安定感がある。『笑っていいとも!』の後番組として2014年に始まった『バイキング』は、開始当初は視聴率も伸び悩んでいたのだが、その中でサンドウィッチマンの担当する地引き網ロケのコーナーだけは話題になっていた。


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