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女性宮司殺人の富岡八幡宮 “丑三つ時”の初詣で記者が目撃したものとは?

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2018年元旦2時ごろの富岡八幡宮。10秒ほど露光して撮影。全員の人の動きがぶれているということは、それだけ立ち止まった列になっていないということでもある(撮影/河嶌太郎)

2018年元旦2時ごろの富岡八幡宮。10秒ほど露光して撮影。全員の人の動きがぶれているということは、それだけ立ち止まった列になっていないということでもある(撮影/河嶌太郎)

 2018年がいよいよ始まった。初日の出を拝んで新年の初詣に繰り出した人も多いだろう。東京都内には数多の有名神社があるが、昨年末にやたらとメディアで名前を連呼されていたあの神社はどう新年を迎えたのだろうか……。そう女性宮司が実弟(元宮司)に日本刀で斬殺された富岡八幡宮(東京都江東区)だ。初詣の人の入りはどうなのか。記者は草木も眠る 「丑三つ時」に現場へ向かった。

【写真特集】初詣客が減った元旦の富岡八幡宮の様子

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「やっぱり今年はすいているねぇ」

 東京メトロの終夜運転を利用し、門前仲町駅から徒歩5分。正面鳥居に着くなり聞こえてきた言葉がこれだった。時計の針は午前2時前、参道にはカラーコーンとポールが置かれているが、その間を人が行き来している。例年なら参拝待ちの列がここまで伸び、ポールの外側が歩く通路になっていたのだろうが、どうも今年は勝手が違うようだ。ただし、列にはなっていないだけで、本殿へと進んでいく人の姿が途切れる様子はない。道ゆく地元参拝者に伺うと「去年よりだいぶ少ない。3割は減っているかもしれない」という回答だった。

 屋台を横目に、本殿へと進む。途中階段があるが、その端っこで制服姿の男性達が神妙な顔つきで見守る。ジャンパーを見ると、「消防団」との文字があった。どうやら境内の警護に駆り出されている様子だ。そして本殿を前にすると、賽銭箱の両脇に制服姿の男性が立っている。胸元には階級章があり、一目で警察だとわかる。賽銭ドロボウがいないか見張っているわけではないだろうが、なんとも物々しい雰囲気だ。

 さて、肝心の参拝列というと、ほとんど並ばずにお参りできる様子だ。本殿のすぐ前で「ご参拝待ち列最後尾」と書かれたカードを手にしている警備員がいるが、皮肉にも「列がない」ということを意味してしまっている。

 賽銭を入れ、お参りをする。記者はここに来る前に神田明神(東京都千代田区)に行ってきたが、こちらは参拝列が本殿から1キロ近くにわたってできていたため、正面からの参拝は断念していた。という訳で富岡八幡宮が初詣というわけだ。お参りを済ませると、境内の他の様子を見て回る。


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