遠藤憲一 (c)朝日新聞社
遠藤憲一 (c)朝日新聞社

 12月6日に発表された「2017タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター)で、男性部門の第1位に輝いた俳優の遠藤憲一(56)。国民的アイドルや人気俳優を押さえての首位獲得に驚きの声が上がった。遠藤と言えば、コワモテの外見を活かし、映画やVシネマなどで悪役を中心に活躍してきた。そんな彼が、好感度が命とも言えるCMになぜ多数、起用されるようになったのだろうか?

【写真】2017CM起用社数ランキング 女性部門の1位はこの人!

「コワモテ役からの転機となったのが、2010年のNHK連続ドラマ小説『てっぱん』への出演だと本人が語っていますね。このとき、ヒロインの養父役を演じ、その愛情深い演技に注目が集まりました。20代前半で朝ドラのオーディションを受けた際は『朝の顔じゃない』と、選考に落ちた過去もあったそうで、この話が来たときは『いいの?』と思ったそうです。コワモテのイメージが一変し、それから役の幅が広がり、これまで300以上の役柄を演じています」(民放ドラマ制作スタッフ)

 一方、遠藤には業界内でまことしやかに語られる“都市伝説”が存在する。それが「来た仕事は絶対に断らない」というものだ。

「これは本当のようです。奥さんが遠藤さんのマネージャー兼事務所の社長を務めているのですが、『奥さんがやるよ! といったら、やるんです』と本人がバラエティー番組で語っていました。もともと奥さんはタレントで遠藤さんより稼ぎがあったそうですが、結婚後に引退。高齢だった前マネージャーが辞めるとなったときに、土下座をして頼み込んで、3年をかけてマネージャーになってもらったそうです。そこから奥さんがすごく厳しくなったと遠藤さんは言っています」(同)

 コワモテの外見から亭主関白なのかと思いきや、奥さまには頭があがらないようで、恐妻家としてのエピソードをバラエティー番組でたびたび披露している。

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