大谷翔平、メジャー大争奪戦の行方は…現地は“二刀流”をどうみているのか? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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大谷翔平、メジャー大争奪戦の行方は…現地は“二刀流”をどうみているのか?

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杉浦大介dot.
大谷翔平はどこへ行く?(c)朝日新聞社

大谷翔平はどこへ行く?(c)朝日新聞社

「オータニはどこに行くと思う?」

 今オフ、ニューヨークを拠点にスポーツライター活動を続ける筆者も、関係者、ファンからそんな質問を受けることが頻繁にある。

 MLBのシーズンが終わっても、NBA、ボクシングなどの現場でもそれは同じ。大谷翔平の取材経験がない筆者は何の情報も持っていないし、まだ新たなポスティング制度が固まってすらいないのだが、それでも多くのファン、メディア関係者にとって今年の冬は“オータニ”が日本人の代名詞的存在になるのだろう。「全米が話題沸騰」といった日本メディアが好んで使うフレーズは、今回に関しては大げさではない。

「投打両面で優れている選手がポスティングで渡米ということになったら、30球団がすべて参戦する大争奪戦になるだろう」

 10月下旬の時点で、メッツのサンディ・アルダーソンGMはそう述べていた。その言葉通り、移籍システムのからくりがゆえに、年俸300万ドル(3億4000万円)程度という破格の安価で獲得できるスーパースター候補など歴史上でもなかなか存在しない。どのチームにとっても、これほど魅力的な金の卵はいないはずだ。

 米国国内でも大きな話題になっている理由は端的に言ってふたつ。まず第1に“日本のベーブ・ルース”などと称されていることからも明白な通り、やはり“二刀流”であることのインパクトが大きい。

 かつてのボー・ジャクソンのように、MLB、NFLの二足のわらじを履いた選手は存在した。しかし、文句なしにハイレベルのメジャーリーグに、投手、打者の両方で参戦しようというのはほとんど荒唐無稽な挑戦に思える。そんなハリウッド映画のようなストーリーは米国のファンにもとっつきやすく、人々の心を捉えているのだろう。

「本人のためにも、どちらかひとつに集中した方が良いのではないか」

 匿名で、という断りを入れた上で、そう述べた米メディアも筆者の周囲には存在する。なぜベーブ・ルース以降で両刀遣いがなぜ誕生していないのかといえば、簡単なことではないから。特に渡米以降に投打のどちらか、あるいは両方で苦しんだ場合、投手、打者のいずれかを選ばせるべきだという声が出てくる可能性はある。


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