<三塁手>


■マット・ ダフィー(ロッテ)
オープン戦で4本塁打&15打点の2冠に輝いて大きな期待を集めたが、シーズン開幕後は攻守に精彩を欠き、完全な“ハズレ”。出場54試合で打率.201、6本塁打、18打点とまったく振るわず、6月18日に登録を抹消されて以降は1軍復帰すらできなかった。「申し訳ない」とファンに頭を下げるとともに「みんなトモダチ!」と言って帰国した。

<遊撃手>
■ルイス・クルーズ(楽天
まだ首位戦線が激しかった7月26日に巨人から楽天に金銭トレードで移籍。加入即スタメン出場していきなりお立ち台に上ったが、結局は13試合の出場で打率.162、0本塁打、2打点と救世主にはなれず。推定年俸2億4000万円という額を考えると、ワーストナイン入りも仕方がない。

<右翼手>
■清田育宏(ロッテ
15年に打率.317、15本塁打の好成績を残してベストナイン&ゴールデングラブ賞を獲得した男だが、その輝きが今季は見る影もなく、昨季の打率.225、6本塁打をさらに下回る、打率.203、3本塁打に終わった。この男の深刻な打撃不振が、チームの貧打ぶりに拍車をかけてしまった。

<中堅手>
■岡田幸文(ロッテ)
11年から6年連続で100試合以上に出場してきた球界屈指の守備の名手だが、今季は出場31試合のみ。11年にシーズン154安打を放っていた打撃面での不振が尾を引き、今季は40打席で5四球2犠打を記録したが、ヒットは1本も打てず。33打数0安打、屈辱の打率.000でシーズンを終えた。

<左翼手>
■長谷川勇也(ソフトバンク
23試合に出場して37打数8安打の打率.216に2本塁打、7打点。プロ1年目の打者ならば合格点だろうが、プロ11年目の32歳、13年には首位打者に輝いた男にとってはあまりにも不甲斐ない数字。推定年俸2億円という高給ぶりを考えると、ワーストナイン入りは免れないだろう。

<DH>
■ジミー・パラデス(ロッテ)
こんなはずじゃなかった。メジャー通算332試合の実績を誇り、推定年俸1億4000万円で新4番としての期待を受けて来日したが、極度の打撃不振で役に立てず。89試合に出場し、10本塁打で“当たれば飛ぶ”ことは証明したが、打率.219と“当たらない”日々が続き、チームの最下位低迷の大きな要因となった。