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さんまさん、鶴瓶さんだけじゃない! カンニング竹山が「面白すぎて肩を落とした芸人」とは?

連載「言わせてもらいますけどね!」

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カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/写真部・小原雄輝)

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/写真部・小原雄輝)

芸はナマで見るのが面白いとカンニング竹山さんは言う (※写真はイメージ)

芸はナマで見るのが面白いとカンニング竹山さんは言う (※写真はイメージ)

 お笑い番組やバラエティー番組だけでなく、ニュースやドラマでも活躍するお笑い芸人が増えている。「テレビで見る姿だけで、その芸人のことをわかったつもりになっていたらもったいない」とカンニング竹山さん指摘する。芸人が推す芸人は? 見なきゃ損する舞台を紹介する。

*  *  *
 この前、東京・下北沢の本多劇場で、立川志の輔師匠の落語を聞きに行ったときに、まくらでこんな話をしていました。志の輔師匠は20年ぐらい前から下北沢の20人ぐらいの小さな小屋で毎週新作をおろす会ををやってて、お客が1人も来なくて中止になったこともあったけど、だんだん大きな会場でできるようになった……って。

 立川流の落語家さんたちは、談志師匠が寄席を離れちゃってから自分たちで会を開くことになって、若いときからライブハウスを借りて腕を磨いてきているんですよね。志の輔師匠でも、そうやってどんどん上がってきたんだなって思いました。

 それって、関東の芸人と似ているんですよね。吉本興業さんみたいに自前の劇場がないから、自分でハコを借りて会を開くしかない。そうなっちゃうとチケットの売上とか、責任とプレッシャーが重いんですが。地道にやり続けて、みんなテレビに出るようになるわけです。

 僕はテレビ芸とライブって別ものだと思ってやっていて、ライブは自分の芸人としての生き方、自分が何を職業としているかっていう基本理念のようなものと思っている。テレビも仕事なんだけど。もちろん単独ライブをやらない芸人もいて、そういう考えの人がいてもいいと思う。でも、やってる芸人はみんな何か作り出したいっていう使命感みたいなものがあって、楽じゃないけど、忙しい中でガッと作り込んでやってるんだと思います。

 いろんな舞台を見に行きますけど、やっぱりナマの舞台は本当に面白い。

 僕がナマで見て衝撃だった人を挙げるなら、やはり志の輔師匠の落語ですね。構成が難しいわけでもなく、声を張り上げるでもない。淡々と喋ったり、嫌味な笑いがあったり、歴史的な話があったりするんですが、最後になって「俺はこの話の中で転がされてたんだ」ってわかるというか……。話芸ってこういうことなんだって思い知らされました。10日間ぐらいの公演チケットは数分でソールドアウトになるし、お客さんも満杯で。僕は落語家じゃないけど、かなわないなあ……と、本当にガックリ肩を落として帰りましたよ。


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