変革は着実に…金本阪神がセ界の“覇権”を取り戻す日 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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変革は着実に…金本阪神がセ界の“覇権”を取り戻す日

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西尾典文dot.
先制本塁打の中谷(左)をベンチ前で出迎える金本監督 (c)朝日新聞社

先制本塁打の中谷(左)をベンチ前で出迎える金本監督 (c)朝日新聞社

 金本監督のもうひとつ素晴らしいところは過去の実績にとらわれず、全員平等にチャンスを与えて戦力を発掘したところである。これによって、くすぶっていた中堅選手たちも息を吹き返してきた。

 昨年は3年間育成契約だった原口文仁が5月に月間MVPを獲得し、今年は過去5年間でわずか2勝だった秋山拓巳がここまで12勝をマークしてローテーションの柱となっている。リリーフで大車輪の活躍を見せている桑原謙太朗も昨年は一軍での登板0と全く戦力になっていなかったが、オープン戦で結果を残してチャンスをつかんだ。昨年はわずか8安打だった俊介も好調な打撃が認められて現在はトップバッターとして活躍している。使える選手をしっかり見極めて我慢して起用する金本監督が就任していなければ、彼らは二軍暮らしが続いていた可能性は高いだろう。

 改めて3年前(2014年)の開幕時点と現在(2017年9月1日)のスタメンを比較してみると下記のようになった。

【2014年開幕時点】
1 鳥谷敬(遊)
2 大和(中)
3 西岡剛(二)
4 ゴメス(一)
5 マートン(左)
6 今成亮太(三)
7 福留孝介(右)
8 清水誉(捕)

【2017年9月1日】
1 俊介(中)
2 上本博紀(二)
3 糸井嘉男(右)
4 大山悠輔(一)
5 中谷将大(左)
6 鳥谷敬(三)
7 北條史也(遊)
8 坂本誠志郎(捕)

 外国人とFA、トレードで獲得した外様の選手頼みから大きく脱却していることがよくわかるだろう。また、3年前は全員がピークを過ぎている印象があったが、現在はまだまだ伸びる可能性のある選手が多いことも頼もしい限りである。


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