というわけで、ここまでお話した内容を、下記にまとめてみました。

【恋愛アプローチの4大ご法度】
<男性編>
告白が遅すぎる
諦めが早すぎる
すべてを差し出さない
自信が足りない

<女性編>
告白が早すぎる
諦めが悪すぎる
すべてを差し出しすぎる
遠慮が足りない

 ……すべて男女で逆になっていることにお気づきでしょうか? これに気付いたのはここ数年の話で、「そりゃ、真面目にアプローチする人ほどうまくいかないはずだ」と目からうろこが落ちました。思いが真剣な人ほど、「自分が相手の立場だったらどう感じるか」を無意識にシミュレーションした上で行動する傾向があるからです。

 もちろん、その行動様式は基本的には間違っていません。というより、人からその姿勢がなくなったら世の中は大変なことになります。「同じことを自分がされたらどう感じるか」という冷静な思慮があってこそ、社会の平和が保たれていると言えるでしょう。

 ですが! こと恋愛においては、そのスタンスで行動するのは危険なのです。なぜなら、繰り返しになりますが、男と女とでは「心が動くアプローチ」と「心がなえるアプローチ」が真逆だから。

 もちろん、中には「追われるより追う方が好き」という肉食系女子もいますし、「グイグイ迫られると弱い」と語る受け身な男性もいます。が、全体で見たら少数派。ゆえに自分視点で異性にアプローチした場合、悲しい結果になるパターンの方が圧倒的に多いと言えるのです。

「だからこれまでうまくいかなかったのか……」と、自分に当てはまる人は、今後は「自分がされたらうれしいこと」とは逆のことをしてみるのはいかがでしょうか?

 たとえば、あなたが男性で、好きな女性に告白して振られた場合。
 「一度振った相手にまた告白されても心は動かない。相手もそうだよね」
 →「だから、告白はもうしない」ではなく、むしろ「何度も告白する」!

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