絶滅危惧の“フランチャイズ・プレーヤー” 巨人・阿部慎之助が示し続けるその価値 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

絶滅危惧の“フランチャイズ・プレーヤー” 巨人・阿部慎之助が示し続けるその価値

このエントリーをはてなブックマークに追加
dot.
巨人の阿部慎之助 (c)朝日新聞社

巨人の阿部慎之助 (c)朝日新聞社

 プロ野球のセ・リーグは、明日23日から首位広島と2位巨人の直接対決3連戦が行われる。舞台は巨人の本拠地、東京ドーム。この球場では先週、プロ野球史上7人目という珍しい記録が生まれた。

 19日に行われた阪神戦の5回、巨人の主砲、阿部慎之助が決勝2ランを放った。これが阿部にとって東京ドーム通算200号本塁打。過去に同一球場で200本もの本塁打を量産したのは、巨人の本拠地だった後楽園球場の王貞治と長嶋茂雄、南海の本拠地だった大阪球場の野村克也と門田博光、広島の本拠地だった広島市民球場の山本浩二と衣笠祥雄だけ。現在の使用球場では、阿部が唯一の存在となる。

 「フランチャイズ・プレーヤー」という言葉がある。同一球団で長く活躍した選手に贈られる称号だ。米大リーグでいえば、カル・リプケン(オリオールズ)、カービー・パケット(ツインズ)、デレク・ジーター(ヤンキース)らが該当する。要は人気、実力ともに抜群で、チームの根幹を成すべき選手だ。

 ひるがえって日本。FA制度が導入されて以降、めっきり減ってしまった。落合博満、清原和博、金本知憲、中村紀洋、小笠原道大らは阿部以上の通算本塁打数を記録しているが、同一球場で200本はならなかった。長距離打者の需要は高く、高額年俸を支払うチームへの移籍は仕方ないが、ファン目線としては、ちょっとした寂しさはある。西武プリンスドームで既に158本塁打を放っている中村剛也(西武)は、阿部に続く可能性が高いだけに期待したい。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい