男子体操種目別の平行棒には、団体総合金メダルに貢献した加藤凌平が出場する。優勝候補は、個人総合で内村航平と激闘を繰り広げたウクライナのオレグ・ベルニャエフと、中国の尤浩。加藤が勝機を見いだすには、ミスは絶対に許されない。一方、女子のゆかには村上茉愛が出場する。

 決勝トーナメントに突入する女子バレーボールは、米国と準々決勝で激突。米国はロンドン五輪で銀メダルを獲得した手ごわい相手だが、「火の鳥NIPPON」には意地をみせてほしい。女子バスケットボールもまた、準々決勝で米国と対戦。五輪5連覇中の強敵にどこまで食らいつけるか。

 五輪競技の中でもひときわ華やかなシンクロナイズドスイミングはデュエット決勝を迎える。乾友紀子・三井梨紗子ペアは予選を3位通過した。ただし、これはフリールーティンとテクニカルルーティンの合計得点による順位で、決勝に反映されるテクニカルルーティンだけ見れば4位だ。2008年北京五輪の銅メダル以来、2大会ぶりのメダル獲得には順位を上げる得点が必須となる。(文・高樹ミナ)