メダル第1号でも流した涙はくやし涙 柔道女子・近藤亜美選手インタビュー 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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メダル第1号でも流した涙はくやし涙 柔道女子・近藤亜美選手インタビュー

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 柔道女子48キロ級で銅メダルを獲得した近藤亜美選手は、今回の五輪で日本選手団メダル第1号となった。表彰式後、記者団のインタビューに応えて、今大会での自らの戦いを振り返った。

* * *

-どんな気持ちの残るオリンピックだった
情けないというか、実力の差がしっかり出た大会だったなと思います。

-南條監督は初戦から固かったと言ってたが
初戦は思ってたよりも相手がガツガツ攻めてきた。オリンピックだけあって目の色を変えてきた選手に対して、うまく攻め込めなかったです。

-かつぎは警戒していたと思うが
気をつけてはいたんですけど、パレト選手の背負い投げが優れていた。素晴らしい背負い投げだったとしか言えないです。

-2回戦で大逆転勝ちして気持ちの揺れは?
そういうことではないです。普通に実力で負けました。

-オリンピックとほかの国際大会はどう違いましたか
外国人選手を目の色の変わり方というか、一番感じたのはムンクバット選手の目の色が変わっていて、中途半端にいったらほんとに1本きれいに投げられるなと思ったので、試合始まってまたスイッチが入りました。

-今回のオリンピックはどんな大会だった?
私にはまだまだでした。4年間しっかり練習を積んで、ひと皮ふた皮向けて次のオリンピックに臨みたいです。

-決まった後に流した涙は?
ほんとに悔しくて。

-3位決定戦決まで時間がなかったが、気持ちの整理はつけて上がれたか混乱したままだったのか
南條監督やみんなは「(気持ちを)切り替えないと」と言ってくれたけど、負けたショックが強くてなかなか切り替えられなかった。パレト選手のコーチが「メダルがあるのとないのとではまったく違うから取りにいかないといけない」とわざわざ言いに来てくれて。ほんとは相手に言わせて恥ずかしいなと思ってしっかりやらなきゃと思いました。

-48キロ級を代表するというのはどういうことだと思うか
48キロ級は日本がずっと先頭を走ってきたんですけど、いま見てもらったように日本は3番手という状態なので、4年間でひっくり返せたらなと思います。

-銅メダルとはいえ、日本選手団初めてのメダル。どう思うか
あんまりうれしくない。銅メダルなので。つぎ続く選手にがんばってもらいたいなと思います。

-攻めの柔道ができなかったのは緊張それとも慎重にいったのか?
緊張していたわけでもないけど、相手のディフェンスがうまかった。うまく攻めさせてもらえなかったっていうだけであって。向こうにも隙があったのでちょっとずつ勝ち上がっていけたという感じです。

-銅メダルを誇りに思うことはないのか
やってきたことが少しずつ形になっているというのは自分でもわかるんですけど、でも銅メダルってことはまだまだ足りないと思います。

-2試合目コンタクトレンズが落ちた後動揺していたと思うが、あのあとはストックつけて?
ストックがなかったので、前田のコンタクトをひとつもらって。度がいまいち合っていないんですけど。試合には影響していません。

-楽しめました?オリンピック
……あんまり。決勝の舞台でやりたかったです。

(取材・リオデジャネイロ=深澤友紀)


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