体操女子・内山由綺が目指すリオ五輪のメダルと、その先に見据えるもの (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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体操女子・内山由綺が目指すリオ五輪のメダルと、その先に見据えるもの

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体操女子リオ五輪代表に決定した内山由綺(撮影・末永裕樹)

体操女子リオ五輪代表に決定した内山由綺(撮影・末永裕樹)

 体操女子の日本代表の中に、興味深いバックグラウンドをもつ選手がいる。今回が初の五輪となる18歳、内山由綺だ。

 他の代表選手が身長140センチ台と小柄ななか、160センチの長身で繰り広げるダイナミックな演技が特徴だ。小学1年生の時に本格的に体操を始め、小学6年の時には全日本ジュニアで優勝。国内のトップクラスの選手が集うNHK杯には13歳のころから出場し、14歳の時には3位入賞も果たしている。輝かしい実績を重ねてきた彼女の大きな特徴のひとつが、特殊な練習環境にある。

 内山が所属するスマイル体操クラブは、便宜上クラブという形をとっているが、実質的には彼女の母であり、元体操選手の玲子コーチと2人だけのクラブだ。母娘、二人三脚で練習しているため特定の練習場所はなく、玲子コーチの出身校である日本体育大のつてなどを頼って、都内の様々な場所の体育館で練習させてもらっているという。この母娘での練習スタイルは内山が小学2年生の頃から現在まで、実に12年間続いている。

 町田市出身の内山は、同市の中学校を卒業した後、そのまま市内の高校に進学したが、すぐに都内の帝京高校に転校している。これは練習場所へのアクセスを考えたための転校だという話だから、体操に懸ける母娘の思いの強さがうかがえる。本当なら今年は大学1年になる年だが、大学への進学もせず「スマイル体操クラブ」で母と練習を続けることを選んだ。高校卒業後、間もなく始まる五輪代表選考を見据えて「環境を変えるより、今のままの方が五輪に近づける」(内山)と考えたからだ。


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