昭和ブーム!? 全国のチンドン屋さんが富山に“大集結” (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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昭和ブーム!? 全国のチンドン屋さんが富山に“大集結”

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連覇したチンドン芸能社 美香(東京)

連覇したチンドン芸能社 美香(東京)

準優勝のかわち家(長崎)

準優勝のかわち家(長崎)

 4月8日から3日間、富山市内で第62回全日本チンドンコンクールが開催された。優勝は「チンドン芸能社 美香」(東京)。2年連続3度目の栄冠となる。会期中は、全国から集まったチンドンマンが宣伝力を競い、素人も交えて街中をパレード。沿道には観光客が人垣をつくり、かねや太鼓の弾んだ音色から“昭和の風情”を感じ取っていた。

 若者には、「チンドンって何?」という疑問からお答えせねばなるまい。チンドンとは、パフォーマンスによって新設の店舗やイベントに客を呼び込む“広告代理業”である。旗持ちが、のぼりやプラカードで視覚から情報を伝え、太鼓や楽器の音色で聴覚を刺激する。さらには、テーマに沿った口上を述べ、告知内容を印象付ける。

 口上こそがチンドンマンの腕の見せどころだ。即興性、迫力、ユーモアなどに個性がのぞく。コンクールでは口上を中心に、演技時間は3分30秒内で、パフォーマンスを競う。9人の審査員が基本技術や口上の内容、練り歩き、演技の構成などを審査し、トーナメント形式で争われた。

 今大会、ベスト4に残ったのは「チンドン芸能社 美香」、「かわち家」(長崎)、「アダチ宣伝社」(福岡)、「おおまるラッパ社」(大分)と、九州勢が奮闘した。決勝に進んだ「チンドン芸能社 美香」と「かわち家」は、いずれも女性のみで構成されたチームである。

 優勝した「チンドン芸能社 美香」の代表・永田美香さんは、25歳から23年間“チンドンウーマン”として生きてきた。一見すると、女優の藤山直美に似ている。20代の後輩2人を鼓舞しながらの熱演に、沿道から大きな拍手が送られた。最近のチンドン業界の動向について、美香さんに聞いてみた。

「2011年の東日本大震災前と比べると、まだ6、7割ですね」
 
 年間にこなす営業は200件台で、大震災以降は特にパチンコ屋の営業が落ち込んだとか。一方で、外国人や高齢者向けのイベント出演など、新たな需要もあるらしい。


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