「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」に埼玉県民が大喜びした理由 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」に埼玉県民が大喜びした理由

このエントリーをはてなブックマークに追加
dot.
魔夜峰央さん1953年、新潟県出身。横浜在住。1973年「デラックスマーガレット」(集英社)でデビュー。1978年、「花とゆめ」(白泉社)にて代表作『パタリロ!』の連載を開始。『パタリロ西遊記!』などのスピンオフ作品を生む大ヒット作となる。1982年、フジテレビ系列で『パタリロ!』がアニメーション化。現在も『パタリロ!』を連載中。また、「まんがライフ」(竹書房)では年に1回、『眠らないイヴ』を掲載している

魔夜峰央さん
1953年、新潟県出身。横浜在住。1973年「デラックスマーガレット」(集英社)でデビュー。1978年、「花とゆめ」(白泉社)にて代表作『パタリロ!』の連載を開始。『パタリロ西遊記!』などのスピンオフ作品を生む大ヒット作となる。1982年、フジテレビ系列で『パタリロ!』がアニメーション化。現在も『パタリロ!』を連載中。また、「まんがライフ」(竹書房)では年に1回、『眠らないイヴ』を掲載している

東京では日常的に「埼玉狩り」が行われる(『翔んで埼玉』より)

東京では日常的に「埼玉狩り」が行われる(『翔んで埼玉』より)

麗と百美。恋していても所沢には恐れを抱いてしまう……(『翔んで埼玉』より)

麗と百美。恋していても所沢には恐れを抱いてしまう……(『翔んで埼玉』より)

『翔んで埼玉』では「犬以下の埼玉県民をかばいだてするつもりか」「ああいやだ! 埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」とまで罵倒されているのに、なぜ埼玉県民にこれほど受け入れられ喜ばれたのか。魔夜さんはこう分析する。

「他のどの都道府県を描いてもこうはいかない。絶対にものすごい反感が来ると思います。埼玉県の人たちはすごく心が広くて、自分のことを笑い飛ばせるような度量がある。埼玉って便利なところで、農産物も豊富で何でもありますからね。安心していて自信があるから、おちょくられても笑い飛ばせるのかなと感じます」

 また、地方に注目が集まっていることも人気を後押しした。今月、地方自虐漫画を集めた『この「地方ディスマンガ」がひどい!』を発売した宝島社は、「青森県のように、自虐ネタでPRを盛り上げている地方自治体も増え、多くの方がそれを楽しんでいます。その流れで、他の地方ディスマンガ作品も注目され、人気を呼んでいます」と話す。

『翔んで埼玉』は差別をする側の愚かさもギャグとして風刺しており、単なる埼玉いじめの構造で終わってはいない。その土地のことをよく理解していなければ描けないだけに、むしろ愛情を感じる作品に仕上がっているのかもしれない。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

あわせて読みたい あわせて読みたい