岡崎慎司はこの日もスタメン出場。レスターは1-0で勝利し、2位トッテナムとの勝ち点差を7に広げた。(写真:Getty Images)
岡崎慎司はこの日もスタメン出場。レスターは1-0で勝利し、2位トッテナムとの勝ち点差を7に広げた。(写真:Getty Images)

 プレミアリーグ第32節でサウサンプトンに1-0で勝利したレスターは、勝ち点を69に伸ばし、2位トッテナムとの勝ち点差を7に広げた。

 4試合連続となる1-0勝利だ。レスター旋風が止まらない。

 この日も岡崎慎司はヴァーディと2トップでスタメン出場。前半11分には右サイドの裏へ抜け出したヴァーディの低いクロスを、岡崎がバックヒールで合わせるなど、阿吽の呼吸を見せた。

 ところが、国際Aマッチデー明けで疲労を残す岡崎は、普段ほどの運動量を出し切れず、後半早々に足が止まった。代表チームでプレーしたのは岡崎だけではないが、東アジアや南米のように、欧州との移動負担が大きい国の選手にとっては、コンディション管理に苦しめられる試合だった。

 それに加えて、サウサンプトンが採用したシステムは3-4-2-1。普段ならばヴァーディと共にプレッシングで相手を激しく追い込む岡崎だが、相手が3バックで幅を取ってパスを回すため、プレスのスイッチをかけられず、無為に左右に振り回されて体力を削られた。

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