■太らないケーキの選び方とは?


 ダイエットの基本は、使うエネルギーより摂取するエネルギーを減らすのがキホンのキ。言うまでもなくケーキの材料はどれもこれも高カロリーで、減量を考えた場合、相当不向きな食べ物なのは間違いない。中でも最もカロリーが高いのは、脂質=バター・生クリームだ。これらは1グラム約9キロカロリーといわれ、タンパク質や炭水化物の4キロカロリーに比べて格段に高い。クリスマス定番のブッシュドノエルや生クリームのデコレーションケーキなどは、「恐怖のカロリー大魔王」ともいえる。逆に使っている素材を選ぶことで、もともと高カロリーになりがちなケーキでも、カロリーを抑えめにすることはできる。

 太りやすいケーキが生クリームやバターたっぷりの脂質を多く含むもの(だいたい400キロカロリー以上)だとして、逆に太りにくいケーキとされているのは、タンパク質が多いたまごや牛乳を主体としたもの、食物繊維の多い食材を使ったケーキなどで、カロリーの目安は200キロカロリーくらい。

ケーキの種類としては、以下のようなものだ。

【カロリー控えめのケーキ】
●タルト:生クリームではなく脂肪分の少ないカスタードクリームが使われていることが多いため
●シフォンケーキ:見た目はボリューム感があるが、空気を多く含んでいるだけで、生地にバター等は使用していないため
●チーズケーキ・ティラミス:小麦粉ではなくクリームチーズやマスカルポーネがメインとなっているため、スポンジケーキよりも炭水化物の量が少ない
●シュトーレン:生地にドライフルーツやナッツが練りこまれていて、生クリームを使わないためデコレーションケーキなどよりも低カロリー

 もっとも、比較的カロリーが低い炭水化物主体のホットケーキなども、バター、はちみつやシロップをかけたりすることで高カロリーとなってしまう。また、低カロリーのものもたくさん食べてしまえば、全て水の泡。年始に後悔しないように、ご注意あれ。