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 7月期ドラマは、やはり前評判通り「花咲舞が黙ってない」が安定した独走状態で、実写化で不安視されていた「デスノート」と「ど根性ガエル」も大健闘している。蓋を開けてみたら、日本テレビの“一人勝ち状態”といったところだ。

 特に「デスノート」は今年の民放連続ドラマの初回としては最高となる16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区 以下同)と好発進した。その後、第3話は8.7%で初の1ケタを記録したが、7月26日に放送された第4話は10.6%と持ち直した。

「初回は原作のファンや話題性の高さもあり高視聴率でしたが、2回目以降が“本当の数字”ということはスタッフも分かっていて、現場ではそれほど一喜一憂はしていません」と語るのは、テレビ局スタッフだ。

 ただ、放送前からキャストのキャラ設定が原作とかけ離れているため、ネットなどでも評価が別れている。

「天才探偵・L(エル)役の山崎賢人(20)は、『演技が酷い』『Lじゃない』といった批判も多い。逆に言えば、それだけ期待されているとも言えるんですがね。彼はNHK朝ドラの『まれ』にも出演中ですし、とにかく元祖“壁ドン王子”ですから。ただ、映画版でLを演じた松山ケンイチ(30)のイメージが強いので、本人もプレッシャーは大きかったそうです」(テレビ誌記者)

 ”先輩L”の松ケンは「ど根性ガエル」に出演中だが、「デスノート」の収録スタジオの隣で撮影しているという。テレビ局関係者がこう明かす。

「収録スタジオがちょうど隣同士なんです。それを聞いた山崎くんが『松山さんにごあいさつしたい』と言って、『ど根性ガエル』のスタジオを訪ねたようです。松ケンさんは山崎くんに『何も気にしないで、好きにやりなよ』とエールを送ったそうで、山崎くんも、それで何か吹っ切れた感じでした」

 伝説の“L”からの一言は山崎にとっては最強の激励になったことだろう。

(ライター・浜中こまき)