佐藤優が伝授するビジネスパーソンの「したたかな会話術」 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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佐藤優が伝授するビジネスパーソンの「したたかな会話術」

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超したたか勉強術(朝日新書)
佐藤優著
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 ビジネスマンであれば、会食時の会話でその人の“センス”を見定めることはないだろうか。もちろん会食の場合、他愛もない話が中心にはなるだろうが、それでも相手の話のもって行き方、ユーモアセンス、教養などから、その人物の力量はそれなりに推し量れるもの。当然、相手もこちらのセンスや力量を、他愛もない会話から測っているはずだ。

 また、場合によっては政治や経済、国際情勢などそれなりに思想信条が反映されやすい話題に転がることもある。そのような話題は力量が如実に表れるし、仮に会食の相手が重要な取引先であった場合、何気ない一言が命取りになる……ということだってあり得るだろう。

 元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、新著『超したたか勉強術』で、ビジネスマンの会食での、こうしたナイーブな話題での“話術”についてこう指摘している。

「会食の場という性格上、無難に切り抜けるのも一つの手だ。自分の意見を挟まずに、新聞や雑誌、テレビやネット、つまり公開情報から得た情報を繰り返すだけにする。これならば、相手方にどんな思想信条の持ち主がいても、いやな思いをさせないですむ」

 たしかにこの方法であれば、不毛な議論に陥るリスクも低く、ビジネストークの振る舞いとしては「鉄板」であろう。一方、佐藤氏は複数の公開情報をつなぎあわせて、自分なりの見解、視座をもって話すという攻めの選択肢を勧める。「これはかなり高度な組み立てと話術が必要だが、説得力のある内容ならば、相手方に強い印象を残すだろう」というのだ。


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