第1367回 器量良しの私の相棒、豆柴のアリ 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1367回 器量良しの私の相棒、豆柴のアリ

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アリ(秋澤さん提供)

アリ(秋澤さん提供)

 12年前の5月5日に雌の子犬がやって来た。

 息子が「お母さん、犬がいたら伽になっていいよ」と私に豆柴を飼うことを勧めたのだ。

 息子の知人が連れてきてくれた時は手のひらにのるくらい小さかった。器量良しで周りの者に可愛がられ、順調に育った。

 それまでは雄の犬ばかり外で飼っていたが、今回は小型犬であり、室内で飼うことにした。

 犬小屋は廊下に置き、ピンクのマットを敷いてやったら、そこを居場所として丸まって寝ている。

 今までの犬と比べてとても賢く、こちらの言うことを理解して行動する。来客があると、「ワン、ワン」と言って家族に知らせるが、無駄ぼえはしない。犬好きの人や知人にはほえない。

 芸は息子が仕込んで、おすわり、お手、伏せ、待て、お預けができる。また、ぺったんこと言えば、左や右に倒れる。室内で飼うので、より密接に付き合うことができる。

 名前は「アリ」(写真)と付けた。餌を与える時に「おちょうだいは」と言うと、体を立てて前脚を折り曲げ、さも欲しそうな表情をするのがご愛敬。

 以前は私のベッドに上がって布団にもぐり込み、朝までぐっすり眠っていた。老犬になり、ベッドに上がるのが大変になったせいか、今では自分の小屋のマットの上で寝ている。

 体重オーバーでダイエット中であるが、それが難しくてアリも私も苦労する。私がパンを食べていると、恨めしそうに見るからである。つい余分に与えてしまって息子に注意される。

 私が外出する時は、「アリ、お留守番頼むよ」と言うと、前脚をクロスして、わかったよというそぶりをする。

 アリは家族の一員で、私の相棒でもある。少しでも長生きしてね、アリちゃん。

(秋澤芳子さん 高知県/92歳/主婦)

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(更新 2020/3/27 )


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