第1232回 watannzu!! 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1232回 watannzu!!

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 私たち夫婦には子供がいない。だが、犬は2匹いる。

 いつか家を持ったら犬を飼いたいと思い続け、ようやく飼いだしたのが10年前。

 初めての子はミニチュアシュナウザーのワタル(雄、写真奥)。次の子はその5年後にやって来たトイプードルのあんず(雌、同手前)。ツイッターなどのSNSでは、私は2匹をwatannzu(ワタんず)と表記している。

 私と夫はwatannzuを挟んで川の字に寝る。夫の布団にワタル、私の布団にあんず。これが定位置だ。

 長い間こういう生活を送っていると、たとえ人間と犬でも似てくることがある。

 夫は社交的だが神経は細かい。ワタルは散歩でよその犬を見つけると、その場に伏せる。相手を観察し、じっとやって来るのを待つ。そして近くに来るとテンションは最高潮になり興奮して吠えまくるが、やがてお尻のにおいを嗅ぎ落ち着く。

 犬を放して遊ばせるドッグランに行くと、ワタルの個性は際立つ。よその犬が吠え合っていると仲間に入りたいのか仲裁のつもりか定かではないが、2匹の間に入っていく。私には仲裁に見えるのだが……。

 あんずは(言いたくはないが)甘えん坊で計算高い。ワタルが天然なら、あんずの頭の中は休みなく働いているといったふうで、かなりのもの。それが如実に表れるのがおやつの時だ。あんずはほとんどの場合、ワタルが食べ終わるのを見てから食べ始める。「ワタシはまだあるもんね」とでも言いたげに見える。また、ごちそうの時はワタルのお皿にまで顔を突っ込む。ワタルは何の抵抗もしない。

 これが逆だと、あんずは「ヴーッ」と、野良犬のようにうなる。こんな感じで、わが家はまさに似た者同士の家族。watannzuがいるといないとでは家の明るさが大違いである。
(横田初代さん 静岡県/62歳/主婦)

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(更新 2017/6/29 )


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