まるで「劇団グレンラガン」!? 大笑いのドラマCD収録 |AERA dot. (アエラドット)

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まるで「劇団グレンラガン」!? 大笑いのドラマCD収録

文・中島かずき

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 2007年にテレビ放映されたアニメ『天元突破グレンラガン』のブルーレイBOXが、6月に発売されます。
 僕が初めて本格的にシリーズ構成・脚本として参加した作品です。発売が告知されてすぐ、Amazonのランキングで1位をとりました。
 もうオンエアされてから6年がたとうとしているアニメなのに、息の長い人気を得ていて本当にありがたいなと思います。
 このBD-BOXの特典として、シナリオ書き下ろしの新作ドラマCDがつきます。
 2009年の劇場版螺巌篇のDVD特典で書いたのが最後だから、3年以上間があいてしまったので、グレンラガンのキャラクター達がうまく書けるか不安だったのですが、実際に書き始めると、個性の強い連中だったせいでしょうか、自分でも面白いくらい各キャラクターが動いてくれたのです。
 全然タイムラグを感じませんでした。

 そして収録日。
 何人か抜き録りしなければならなかったのですが、大半の声優さんが一堂に会してくれました。
 みんな多忙な中、奇跡的にスケジュールが合う日があったのです。
 スタジオでみんなの顔を見た時は、ちょっとした同窓会気分でした。
 収録が始まりました。
 ドラマCDの内容はいつも、テレビ本編よりもコメディ仕立てにしています。していますというか、自然にそうなるというか。本編のパロディのような設定にしているので、そのほうが書きやすいのですね。
 絵がない分、役者さんは自由なテンポで芝居が出来るし、そうなるとついつい台詞の掛け合いが増えてしまう。
 久しぶりの『グレンラガン』なので、演じる方も戸惑うかなとも思っていたのですが、みなさん、もうびっくりするくらい以前通りのキャラクターを演じて下さいました。
 特にこういうスピンオフ作品になるとついつい檜山修之さんが演じるヴィラルというキャラを書き込んでしまいます。
 さすが檜山さん、次々に登場する行動原理がずれたキャラクターに、的確に突っ込んでいく。もうそれはそれは見事でした。他のキャストもかけあいのリズムがすばらしく、「まるで劇団グレンラガンだ」と、立ち会っていた僕も監督の今石洋之さんもその他のスタッフも、もうゲラゲラ笑うだけ。
 もちろん、ロージェノム役の池田成志さんもアンチスパイラル役の上川隆也さんも、このドラマCDに出演します。BD-BOXを買っていただいた方には楽しんでもらえるものになっていると思います。
 1回目のテストで殆どOK。すぐに本番になりました。
 いやあ、楽しかったなあ。
 キャストのみなさんにも愛された作品だったのだろうなと思います。
 こういう作品作りに関われたことに感謝しなければ。

 収録があまりに楽しかったので、『グレンラガン』のネットラジオにも飛び入りゲストで参加してしまいました。
 本当は監督の今石洋之さんだけがゲストのはずだったんですが、もう少し『グレンラガン』の世界にいたくて、無理を言って出てしまいました。
 こちらもパーソナリティのカミナ役小西克幸さんと今石さんとやたらに笑っていた気がします。収録が終わったら三人とも汗をかいていました。
 インターネットラジオステーション音泉の『超絶復活グレンラガンラジオ』の2月22日配信分です。
 宜しければお聞き下さい。


(更新 2013/2/22 )


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プロフィール

中島 かずき(なかしま・かずき)

 劇作家、脚本家。福岡県出身。1985年より劇団☆新感線の座付き作家に。「阿修羅城の瞳」「髑髏城の七人」などの物語性を重視したエンターテイメント時代活劇"いのうえ歌舞伎"を多く生み出す。「アテルイ」で第47回岸田國士戯曲賞受賞。コミック原作や、アニメ「天元突破グレンラガン」(07、09)脚本・シリーズ構成、「仮面ライダーフォーゼ」(11)メイン脚本など幅広く活躍。脚本を手がけた「真田十勇士」(演出:宮田慶子、主演:上川隆也)が8月から上演される

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