【Vol.32】人気YouTuber・ハンナさんが紹介 “東京のエキサイティングなお祭り”

東京にはいろんな種類の「お祭り」があります。夏に行われる盆踊りや神輿担ぎはその代表例ですが、秋には紅葉狩り、冬は豆まきなど、実は東京では1年を通じてお祭りが行われています。ハンナさんは11月、東京・高尾山で行われた「高尾山もみじまつり」に行きました。


「高尾山もみじまつり」では、周囲いっぱいに広がる紅葉を楽しめるほか、各種コンサートやパフォーマンスショー、地元の酒蔵によるお酒販売なども行われています。ハンナさんは到着するなり、イベントスペースで行われていた太鼓の生演奏を堪能。全身を使って音を鳴らすさまに、他の楽器の演奏風景とは違うダイナミズムを感じました。

「太鼓の演奏は全身運動だと感じました」

高尾山にはケーブルカーがあり、山いっぱいに広がる紅葉のトンネルをくぐるように進みます。ハンナさんはケーブルカーに乗り、お寺でお参りをし、屋台のお団子を食べるなど、まさに「日本」を楽しむことができたといいます。

なかでも印象に残ったのが、紅葉を通して空から差し込む光。木の下から空を見上げた際、葉を通して差し込む光がまばゆく映りました。

「この地域の美しさは魔法のようだと感じました」

なぜ、穀物が
もちもちのお餅になるの……?!

次に訪れたのは1月19日に世田谷区の代田八幡神社で行われた「代田餅つき」。神事のあとに餅つきが行われ、一般のお客さんも交えてみんなで食べます。餅つきのときに歌う「餅つき唄」も古くから伝わる文化です。実は、お餅とお団子が大好物というハンナさん。初めて見る「餅つきライブ」、どう感じましたか??


「6人の男性が、お互いにぶつからずに順番に餅をたたく姿がとてもエキサイティング!」

実は「代田餅つき」は、6〜8人で一緒に餅をつくのが伝統的なやり方。訪問時は、6人の男性が代わる代わる餅をついていました。1人より大勢のほうが、米が熱いうちにたくさんつけるのだそうです。

なお、代田餅つきは東京の中心からほど近い世田谷区で行われています。ハンナさんは大都会で行われるお祭りに参加し、こう感じました。

「都市の真ん中で日本文化を体験したいなら、東京のお祭りは最適。若者、シニア、日本人、外国人、どんな人であっても日本の歴史と伝統を経験できます」

ちなみに、餅つきを見て、ひとつだけ不思議に思ったことが。

「穀物からなぜ、あんなにもちもちしたものができるんだろう?!」

確かに、粒々の穀物がもちもちになるのですから、不思議に思えますね。

節分の豆まき。
でも気になるのは……

2月3日に東京・浅草の浅草寺で行われた豆まき。年男が参道を練り歩き、浅草寺での法要を終えたあと、寺の境内で豆まきをする行事です。年頭がズラリと並んで豆をまく「年男の豆打ち」は圧巻です。


気になったのは「年齢の分だけ豆を食べる」という習わし。年の数だけの福を体に入れるというゲン担ぎと言われますが、一緒に訪問した友達と「何個食べた?」「ちゃんと食べた?」と確認しあう楽しさも味わいました。またハンナさんは日本人を「とても礼儀正しい」と捉えていますが、「いっせいにジャンプしてラッキービーンズ(豆)を取る姿は他では見られない!」。帰り道にはマンゴー味のお団子を堪能しました。

ハンナさんはお祭りを「忙しい日々のなかにある“別の種類の時間”」と言います。 東京は世界でも有数の大都市。そんなまちで行われるお祭りの魅力をこう語ります。

「東京は巨大都市で、日々多くの観光客が訪れ、ビジネスが動いています。絶え間なくアップグレードされているにもかかわらず、歴史と文化が失われることはありません。これらの伝統はとてもユニークなので、消えないことを願っています」

本企画は『東京の魅力発信プロジェクト』に採択されています。
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